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モンスターハンターワイルズを快適に遊べて予算20万円以内に収めるならビデオカードはコレでキマリ

2024年11月23日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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20万円前後ゲーミングPC構成の一例

 Windows 11は別だが、GeForce RTX 4060 Ti 8GBなら17万5000円前後、Radeon RX 7800 XTなら19万円前後で組めるPC構成の一例を紹介しておこう。なお、ビデオカードを除いた構成は11万4500円前後だ。

 構成は後々CPUをグレードアップでき、長く使い続けられるSocket AM5プラットフォームでキマリ。マザーボードは最新にこだわらず、十分なスペックを備えつつ特価が目立っている一世代前のAMD B650チップセット搭載品を選択した。

 モンスターハンターワイルズのオープンβテストでは、メモリーの使用容量が多かったが、その点をフォローした32GBのメインメモリーに、PCIe4.0×インターフェースの最速クラスの読み書き性能を発揮する容量1TB NVMe M.2 SSDと、隅々まで抜かりなし。

特価が目立っているB650マザーボード。ここでは1万6980円のMSI「B650 GAMING PLUS WIFI」を選択。高速無線LANや、Ryzen 7 9800 X3Dクラスも安心して搭載できる電源回路設計などを搭載する

 価格は、毎週末秋葉原のパーツショップを巡って一覧を作成している「サハロフの秋葉原レポート」(11月16日調べ)や、各パーツショップのウェブ価格(11月22日調べ)を参考にしている。

20万円前後で組むおすすめゲーミングPC構成
CPU AMD「Ryzen 5 9600X」
(6コア/12スレッド、最大5.4GHz)
4万4800円
CPUクーラー CPS「RZ400V2」(空冷、サイドフロー、120mmファン) 3480円
マザーボード MSI「B650 GAMING PLUS WIFI」(AMD B650、ATX) 1万6980円
メモリー Crucial「DDR5-5600 32GB CP2K16G56C46U5」(16GB×2、DDR5-5600) 1万2380円
SSD KIOXIA「EXCERIA PRO 1TB SSD-CK1.0N4P/N」(2TB SSD、PCIe4.0×4) 1万1980円
PCケース Antec「P20C」(ミドルタワー、ATX) 1万800円
電源ユニット MSI「MAG A750GL PCIE5」(750W、80PLUS GOLD) 1万4000円
総額(税込)   11万4420円

※価格は11月22日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

モンスターハンターワイルズのオープンβテストをプレイ

 メーカーは異なるが、構成例と同じくB650チップセットマザーボードにRyzen 5 9600Xなどを搭載したPCでモンスターハンターワイルズのオープンβテストをプレイした。

6コア/12スレッドCPUのRyzen 5 9600X。ゲーミングパフォーマンスは若干ダウンするが、1万円安価なRyzen 5 7600も狙い目だ

Ryzen 5 9600XのTDPは、BIOS(UEFI)で、65Wから105Wにアップして、パフォーマンスを引き出している

 オープンβテストで探索できた「隔ての砂原」の一定ルートを乗用動物「セクレト」に乗って移動した際のフレームレートを計測した。

テスト環境
CPU AMD「Ryzen 5 9600X」(6コア/12スレッド、最大5.4GHz)
CPUクーラー CORSAIR「Hydro XC7 RGB PRO(ウォーターブロック)」など(本格水冷、360mmラジエーター)
マザーボード ASRock「B650M PG Riptide WiFi」(AMD B650、Micro ATX)
メモリー DDR5-5600 16GB×2
ストレージ Western Digital「WD Blue SN580 NVMe WDS100T3B0E」(1TB SSD、PCIe4.0×4)
ビデオカード NVIDIA「GeForce RTX 4060 Ti 8GB GDDR6」
AMD「Radeon RX 7800 XT 16GB GDDR6」
電源ユニット FSP「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」(1000W、80PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Home」(23H3)

 グラフィック設定は解像度が1080P(1920×1080ドット)と1440P(2560×1440ドット)の2種類で、グラフィックスプリセットは、「高」ならびに「ウルトラ」。アップスケーリングはそれぞれNVIDIA DLSS バランス、AMD FSR 3 バランスを選択し、フレーム生成はONに固定している。フレームレートの計測には「CapFrame X」を使用した。

 GeForce RTX 4060 Ti 8GBは、グラフィックプリセット「中」で1080P/60fpsの推奨スペックとなるGeForce RTX 4060の上位グレードだけあって、1080Pならフレームレートは平均100fps台を記録し、下位1%の平均値となるmin(1%)も60fpsを超えていた。

 「最高」画質設定でのプレイも十分可能で、逆に画質をカスタマイズして120Hz/144Hz駆動のゲーミングディスプレーでのプレイを狙うのもできそうだ。また、60fpsにはなるが、1440Pゲーミングも実現できそうなフレームレートになっているのもポイントだ。

 Radeon RX 7800 XTはさすがといった感じで、1440Pでも100fpsを超えていた。ただ、Radeon環境でフレーム生成を効かせると、かなり残像ノイズが発生した。製品版で修正予定なので安心ではあるが、フレーム生成OFFの状態から、フレームレートは1.6~1.8倍近くも向上していたので、フレームレートに影響が出る可能性もある。

 あくまでもオープンβテストのフレームレートではあるが、Radeon RX 7800 XTなら、よりモンスターハンターワイルズをいろいろなプレイスタイルで楽しめるだろう。

発売まで約3ヵ月、モンスターハンターワイルズ用PCの構成をじっくりと考えよう

 以上は一例、かつオープンβテストでのパフォーマンスだが、GeForce RTX 4060 Ti 8GBとRadeon RX 7800 XTを組み合わせた予算20万円前後のゲーミングPCは、モンスターハンターワイルズを快適に楽しめそうだ。発売まで約3ヵ月あるので、この年末年始に自作したい人は参考にしてほしい。

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