20万円前後ゲーミングPC構成の一例
Windows 11は別だが、GeForce RTX 4060 Ti 8GBなら17万5000円前後、Radeon RX 7800 XTなら19万円前後で組めるPC構成の一例を紹介しておこう。なお、ビデオカードを除いた構成は11万4500円前後だ。
構成は後々CPUをグレードアップでき、長く使い続けられるSocket AM5プラットフォームでキマリ。マザーボードは最新にこだわらず、十分なスペックを備えつつ特価が目立っている一世代前のAMD B650チップセット搭載品を選択した。
モンスターハンターワイルズのオープンβテストでは、メモリーの使用容量が多かったが、その点をフォローした32GBのメインメモリーに、PCIe4.0×インターフェースの最速クラスの読み書き性能を発揮する容量1TB NVMe M.2 SSDと、隅々まで抜かりなし。
価格は、毎週末秋葉原のパーツショップを巡って一覧を作成している「サハロフの秋葉原レポート」(11月16日調べ)や、各パーツショップのウェブ価格(11月22日調べ)を参考にしている。
20万円前後で組むおすすめゲーミングPC構成 | ||
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CPU | AMD「Ryzen 5 9600X」 (6コア/12スレッド、最大5.4GHz) |
4万4800円 |
CPUクーラー | CPS「RZ400V2」(空冷、サイドフロー、120mmファン) | 3480円 |
マザーボード | MSI「B650 GAMING PLUS WIFI」(AMD B650、ATX) | 1万6980円 |
メモリー | Crucial「DDR5-5600 32GB CP2K16G56C46U5」(16GB×2、DDR5-5600) | 1万2380円 |
SSD | KIOXIA「EXCERIA PRO 1TB SSD-CK1.0N4P/N」(2TB SSD、PCIe4.0×4) | 1万1980円 |
PCケース | Antec「P20C」(ミドルタワー、ATX) | 1万800円 |
電源ユニット | MSI「MAG A750GL PCIE5」(750W、80PLUS GOLD) | 1万4000円 |
総額(税込) | 11万4420円 |
※価格は11月22日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。
モンスターハンターワイルズのオープンβテストをプレイ
メーカーは異なるが、構成例と同じくB650チップセットマザーボードにRyzen 5 9600Xなどを搭載したPCでモンスターハンターワイルズのオープンβテストをプレイした。
オープンβテストで探索できた「隔ての砂原」の一定ルートを乗用動物「セクレト」に乗って移動した際のフレームレートを計測した。
テスト環境 | ||
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CPU | AMD「Ryzen 5 9600X」(6コア/12スレッド、最大5.4GHz) | |
CPUクーラー | CORSAIR「Hydro XC7 RGB PRO(ウォーターブロック)」など(本格水冷、360mmラジエーター) | |
マザーボード | ASRock「B650M PG Riptide WiFi」(AMD B650、Micro ATX) | |
メモリー | DDR5-5600 16GB×2 | |
ストレージ | Western Digital「WD Blue SN580 NVMe WDS100T3B0E」(1TB SSD、PCIe4.0×4) | |
ビデオカード | NVIDIA「GeForce RTX 4060 Ti 8GB GDDR6」 AMD「Radeon RX 7800 XT 16GB GDDR6」 |
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電源ユニット | FSP「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」(1000W、80PLUS PLATINUM) | |
OS | Microsoft「Windows 11 Home」(23H3) |
グラフィック設定は解像度が1080P(1920×1080ドット)と1440P(2560×1440ドット)の2種類で、グラフィックスプリセットは、「高」ならびに「ウルトラ」。アップスケーリングはそれぞれNVIDIA DLSS バランス、AMD FSR 3 バランスを選択し、フレーム生成はONに固定している。フレームレートの計測には「CapFrame X」を使用した。
GeForce RTX 4060 Ti 8GBは、グラフィックプリセット「中」で1080P/60fpsの推奨スペックとなるGeForce RTX 4060の上位グレードだけあって、1080Pならフレームレートは平均100fps台を記録し、下位1%の平均値となるmin(1%)も60fpsを超えていた。
「最高」画質設定でのプレイも十分可能で、逆に画質をカスタマイズして120Hz/144Hz駆動のゲーミングディスプレーでのプレイを狙うのもできそうだ。また、60fpsにはなるが、1440Pゲーミングも実現できそうなフレームレートになっているのもポイントだ。
Radeon RX 7800 XTはさすがといった感じで、1440Pでも100fpsを超えていた。ただ、Radeon環境でフレーム生成を効かせると、かなり残像ノイズが発生した。製品版で修正予定なので安心ではあるが、フレーム生成OFFの状態から、フレームレートは1.6~1.8倍近くも向上していたので、フレームレートに影響が出る可能性もある。
あくまでもオープンβテストのフレームレートではあるが、Radeon RX 7800 XTなら、よりモンスターハンターワイルズをいろいろなプレイスタイルで楽しめるだろう。
発売まで約3ヵ月、モンスターハンターワイルズ用PCの構成をじっくりと考えよう
以上は一例、かつオープンβテストでのパフォーマンスだが、GeForce RTX 4060 Ti 8GBとRadeon RX 7800 XTを組み合わせた予算20万円前後のゲーミングPCは、モンスターハンターワイルズを快適に楽しめそうだ。発売まで約3ヵ月あるので、この年末年始に自作したい人は参考にしてほしい。