【場内の様子】ピットウォークは大盛況!
毎年恒例のハロウィンコスも披露
単走と追走の間ではピットウォークが開催。短い時間でしたが、選手たちと話をするファンの姿が後を絶えませんでした。
10月下旬ということもあり、Team TOYO TIRES DRIFT GALSの白石さんと早咲さんはハロウィンコスに仮装してファン対応されていました。
肌寒くなりはじめたこともあり、物販ブースでは冬物アイテムが数多く登場。これらのアイテムは最終戦のお台場でも販売するので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
【日曜日・単走】晴れて好調! 藤野選手3位獲得
朝から好天に恵まれた日曜日。気温も高く汗ばむほど。チームはドライセッティングへの変さらに追われるなど、朝から大忙し。しかし、天気予報では14時から雨予報。あまりの好天に「本当に降るのか?」という声が多数聞かれました。
川畑選手は安定したドリフトで97.4点。2本目は攻めた走りをみせるも、最終セクターで失敗。結果16位で追走トーナメント進出を果たします。
松山選手は角度をつけたドリフトで97.7点。2本目はゾーン2でインカットして失敗。単走13位で追走トーナメント進出を果たしました。
藤野選手は1本目、ゾーン3の入り口が不通過で1点減点されるも、97.8点で追走行きの切符を手に入れると、2本目に98.7と高得点を出し単走3位通過を果たしました。
【日曜日・追走】川畑選手が2位を獲得!
雨が降るという14時から追走がスタート。空に雲はあるものの、降雨の気配はなく、そしてセッション中に降ることはありませんでした。
藤野選手ベスト16の対戦相手は、今年からTOYO TIRES勢に加わった#70 横井選手(TEAM D-MAX RACING)。チャンピオン経験者同士の対戦です。両者ともノーミスでありながら、常に相手の車両に近づいた状態の追走を披露。今季のベストバウトと言いたくなるハイレベルの戦いは、わずか1.3ポイントの差で藤野選手は惜敗。11位で大会を終えました。
松山選手ベスト16の対戦相手は#99 中村選手(TEAM VALINO×N-STYLE)。松山選手は後追いで寄せきれずに敗退。16位でサーキットを離れることに……
川畑選手のベスト16の対戦相手は蕎麦切選手。川畑選手後追いの1本目は、まさに鬼神の寄せ。プレッシャーを感じたのか蕎麦切選手はゾーンとコースアウトで減点5点。後追いポイント12.3ポイントと加えて大量リードを獲得します。入れ替えての2本目、蕎麦切選手も寄せますが、川畑選手ほどはいかず。
ベスト8戦の対戦相手は#56 森選手(GP SPORTS × GreenTop)。川畑選手先行の1本目、森選手がゾーン3で川畑選手の左側面と接触。森選手はリタイアで川畑選手は勝利しますが、リア左側のアームが曲がるなど被害は甚大です。
川畑選手のベスト4の対戦相手は中村選手。修理は間に合い、川畑選手先行でスタート。川畑選手はゾーン減点1が入るミス。一方、中村選手は走行ポイントは低いものの後追いで2桁ポイントを獲得。8.7ポイントの大きな差が開きます。ですが、2本目で中村選手はゾーン3不通過にゾーン2でインカットなど6点減点。川畑選手が合計得点で逆転して決勝へ進出します。
決勝の相手は、#87 斎藤選手(FAT FIVE RACING)。川畑選手先行の1本目、ゾーン3で斎藤選手の右フロントと川畑選手の左リアが接触。ペナルティーを入れても4点リードを許してしまいます。
川畑選手、後追いの2本目。後追いポイントを多くとらなければならない川畑選手は、セクター4でインカットしてしまいリズムを乱し、そのままゾーン3で接触。ここで勝負が決まり、川畑選手の2位が確定しました。
大会後に選手に話を伺いました。
松山選手「雨が降ったりで大変でした。日曜日はドライでしたが、金曜日の練習走行の時より路面が変わっていたので、そこは合わせるのが難しかったですね。GRスープラとGRカローラはめちゃくちゃ違いますし、カローラが今までの自分のドリフトのセオリー、こういう挙動の時はこういうセッティング、というのが通じない部分があって、今回も振り出しの部分とか苦戦しました。次戦のお台場は昨年も優勝しているところなので、今年はまだ未勝利なので、優勝を目指して頑張りたいと思います」
藤野選手「昨日がウェットで、そのセットにしたり色々と変えていて。クルマの乗り味が変わっていて、練習の時はあまりいい点数は出なかったのですが、本番前にセットを一気に変えて、比較的イイ感じに走れたかなと思います。追走は横井さんだったので、先行の時にエアを下げ気味に行ったんです。そしたら1セクターのクリップのところで、ちょっと戻り気味になったので。結果DOSS(機械判定)勝負になりましたね。今回はあまりいいところがありませんでした。最終戦のお台場は、いいところがあればいいですね」
川畑選手「最後はよく覚えていないんですよ。1本目のアドバンテージ(取られたポイント差)が良くわからなくて、待ち時間も長かったので、仕切り直したいなと。後追いキッチリ行けばチャンスはあるかなと思ったんです。全力で行ったらズレちゃって、ヤバイヤバイと思ったらぶつかっていましたね。ベスト8でのダメージは多少は引きずっていました。でも行くしかない状態でしたので。それよりも決勝のダメージが大きくて、お台場までに間に合わせないと。修理代がヤバイですね。浮き沈みが激しい大会でしたけれど、D1しているな、楽しいなって思いました」
川畑選手のマシンは藤野選手が作成したもの。今回壊れたマシンは2週間後に行なわれるお台場大会に間に合うのでしょうか。藤野選手によると「川畑選手のマシンは、いつも彼のところに戻しているんです。ですから彼が直しますね。治るかどうかわからないですけれど(笑)」とのことでした。必ず修理してくるでしょう。
最終戦は11月9~10日に、東京・お台場の特設コースで開催します。今シーズン最後に青組(TOYO TIRES)が有終の美を飾るのか? 楽しみに待ちましょう。
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