オリンパスは10月28日、シュテファン・カウフマンCEOが同日付で全ての役職を辞任したと発表した。
同社ではカウフマン氏が違法薬物の購入に関わっているとの通報を受け、外部の法律事務所と相談の上、事実確認を実施。捜査機関へ報告し、捜査にも全面的に協力していた。
内部調査の結果、同社取締役会はカウフマン氏が「オリンパスの行動規範、コアバリュー、企業文化とは相容れない行為をした可能性が高い」と全会一致で判断。カウフマン氏に辞任を求め、同氏がそれに応じた形だ。
カウフマン氏は10月28日付けで取締役、代表執行役社長兼CEO、執行役、指名委員の全ての地位から退任する。後任は指名委員会であらゆる選択肢を検討中だ。当面の間は、竹内康雄取締役代表執行役会長兼ESGオフィサーがCEOの職務を代行する。