福岡空港国際線にバスターミナル機能強化のアクセスホール誕生

文●九州♡Walker編集部

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 福岡空港を運営する福岡国際空港株式会社は、12月3日より、国際線旅客ターミナルビル1階到着ロビーにバスターミナル機能を有したアクセスホールを供用開始すると発表した。併せて、、国内線・国際線を結ぶ連絡バス(以下、「内際連絡バス」)の国際線側専用道の利用も開始する。

 福岡空港では国が行う滑走路増設事業に合わせ、国際線ターミナルビルの増改築工事を実施。国際線到着ロビーを約3倍に拡張し、ゆったりと快適に過ごせる待合環境を整備するほか、次の目的地にスムーズに移動できる動線を確保し、新たにバスターミナル機能を整備することで、高速バス・路線バスの乗車客は、出発までの時間を屋内で過ごせるようになるという。アクセスホールの入口やロビーチェアには福岡県産材を使用し、側面に大川組子を施したベンチを設置する。

 また、乗車口にはホームドアを設置し安全性に配慮するほか、デジタル表示および音声放送を用いてバスの運行情報を多言語でリアルタイムに提供する

 内際連絡バスの国際線側専用道の利用開始では、国際線側を専用道化することで、ターミナル間の移動時間を短縮する(国内線側は2026年度竣工予定)。構内道路を整備し、バスやタクシーレーンと一般車両レーンの分離、一般車乗降場の新設などを行うことで、安全性と利便性を向上させ円滑な交通機能を確保するという。