KDDIは、Starlinkの通信衛星とauのスマートフォンの間で直接通信する実証実験に成功したことを発表した。
実験をしたのは沖縄県久米島で、地上の基地局との間では圏外となるスマートフォンでStarlinkの通信衛星と通信し、SMSを送受信したとのこと。
SpaceXは、2024年1月から地上のスマートフォンと直接通信するための通信衛星の打ち上げを開始。従来のStarlink衛星が地上約550kmを周回するのに対し、新しい衛星は約340kmに位置し、既存の4G周波数で電波を発信することで、スマートフォン側に特別な対応をすることなく、空が見える状況であれば、圏外であっても通信サービスを提供できるとしている。
今回の実証実験では、実験試験局免許を取得した上で実施。商用サービス提供時期については現在は発表されていないが、今後はSMS送受信から開始し、音声通話やデータ通信も順次対応予定としている。