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パナソニック、固定電話の詐欺対策を強化 知らない番号にかけなおすときも注意喚起

2024年10月23日 17時05分更新

文● @sumire_kon

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製品画像1

 パナソニックは10月23日、新たな詐欺対策機能を搭載したデジタルコードレス電話機「VE-GE19DL」を、11月21日より発売すると発表した。本体カラーはホワイトで、直販価格は1万3860円。

ディスプレーやLEDなどで注意喚起

 新製品は、固定電話を狙った振り込め詐欺や迷惑電話が増加傾向にあることを受けて開発された。これまで同社の固定電話機に搭載されてきた迷惑電話対策に加え、発信時の注意喚起など新しい防犯機能を備える。

●ディスプレーや音声で発信時も注意喚起

 電話をかけ直す際の防犯機能として、受話器を取ると本体ディスプレーに「詐欺注意」と表示する機能を搭載。さらに着信履歴から電話機に登録されていない電話番号への発信を試みると、履歴検索中に音声でユーザーに警告メッセージを流す機能も搭載している。

 いずれも、ユーザーに「本当にかけ直しても問題ない相手か」を、発信前に意識させるためのものだ。

詐欺注意表示のイメージ

●未登録番号からの着信時に親機のアンテナLEDが赤色に変化

 着信時の防犯機能については、親機に登録されていない番号から電話が掛かってきた際、親機に搭載されたアンテナ型のLEDが赤く点滅、点灯する仕組みを用意。受話器を取る前に詐欺などの可能性がある電話を一目で判別可能だ。

LEDを使った未登録番号からの着信警告機能のイメージ

 なお、履歴検索中の音声警告やアンテナ型LEDの赤色発光機能は、NTT東日本・西日本が提供する「ナンバー・ディスプレイ」の契約が必要となる。ひかり電話やIP電話を利用しているユーザーの場合、対応可否を回線事業者へユーザー自身で確認する作業も発生するため注意したい。

ハード面の使いやすさも重視

 ハード面では、親機に約3.5型のディスプレーを装備。コントラストが高く、文字の視認性が高いホワイトバックライトとフォントサイズの大きな数字の組み合わせにより、見やすく快適なディスプレーを実現している。ダイヤルボタンも同社の従来機種と比べて大型化しており、押し間違いを防ぐため、文字のサイズや文字色の濃さにもこだわっているという。

親機のボタン類のイメージ

 防犯機能を重視した固定電話機を探しているなら、選択肢に加えてもよさそうだ。

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