アラフォーで指導者ライセンスも取得! イラストレーターのもう一つの顔はチアダンス講師⁉
「無理」と言われて反骨精神がメラメラと!チアダンス講師への道へ突き進む
子どものころから部活の部長や生徒会など、リーダー的な位置にいることが多かったサトウさんは、「そんな性格も先生になりたい!という情熱に関係していたのでは」と自身を分析。そして、レッスン後に勇気を振り絞って相談したサトウさんに、先生から思わぬ返事が返ってきた。
「先生は困った表情で『チアの講師になるには、チアの有名校出身とかアメフトチアに所属していたとかじゃないと無理だと思う』と…。あこがれの先生だったというのもあり、『なんでこんなことを相談してしまったか』と、自分がすごく恥ずかしくなっていまい。その日の帰り道は、言わなきゃよかったなあと落ち込みました」
ところが、意気消沈したのも束の間、「チア歴がなくても、自分なりのチアの先生になっていんじゃないのか」と、逆境をバネに変えてやろうという気持ちが強くなっていた。
「もともと気が強いんでしょうね(笑)。『ダメ!』『無理!』と言われると悔しくて、『反骨精神でやってやる!』という気持ちが働き、『絶対負けない!』というパワーが強くなるんです。専門学校のイラストレーション科を卒業後、最初からフリーランスを目指した私に、周囲からは無理だといろいろ言われました。でも、私は私のやり方でイラストレーターになってみせる!と思い、今にいたっています」
チアの先生になると決意した1年後、サトウさんは諸事情から通っていたチアクラスを辞め、なんと近所の施設を借りて友人たちにストレッチとダンスのクラスをスタートする。念願のチアダンスの講師になったのだ。生徒の人数も練習時間もどんどん増え、果てにはチアのイベントに出場するまでに。本格的になっていくと同時に、やはり自分のためにも生徒のためにも資格が必要なのではと考え、日本チアダンス協会によるチアダンス指導者ライセンスの講座を受講。36歳の時に日本チアダンス協会指導者ライセンスを取得した。
「座学で振り付けの作り方や採点方法、応急処置に加え、実技でポンダンス、ヒップホップ、キッズレッスンの作り方などを学びました。何かを学ぶというのが専門学校以来、16年ぶりだったので、すごく新鮮で楽しかったです。最終日は筆記と実技のテストがあり、実技は生徒同士が先生と生徒役になり、自分で考えた振り付けを指導するというものでした。当時すでに先生をしていたので、まったく緊張せずにでき、『私はちゃんと経験を積めているのだなぁ』とうれしかったのを覚えています」
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