映像作品の企画、制作などを手がけるカラーは10月6日、「宇宙戦艦ヤマト」の新作アニメ映像製作権を獲得し、新たな劇場作品の企画を進めていることを明らかにした。
既存シリーズとは別系統の作品
カラーによると、本作は2012年公開の「宇宙戦艦ヤマト2199」から続くリメイクシリーズとは「異なる航路を進む作品」という位置付け。いわゆる「別解釈」「別の時間軸」の作品とみられる。
同社代表で、「新世紀エヴァンゲリオン」や「シン・ウルトラマン」などの監督としても知られる庵野秀明氏は、リメイクシリーズを制作中のスタッフへエールを送った上で、次のようにコメントしている。
「50年前、『宇宙戦艦ヤマト』に出会わなければ、今の自分は無かったと思います。」
「自分がその「ヤマト」に関わる以上、あらゆる「ヤマト」のスタッフ・キャストに感謝と敬意と恩返しを込めて、新旧織り交ぜた面白い作品群を残りの人生を費やして可能な限り作り、『宇宙戦艦ヤマト』を後世に遺していけたら、と思っています。」
カラー版「宇宙戦艦ヤマト」は、2025年からのプロダクション開始を目標に準備を進めている。庵野氏がどのようなカラーを出してくるのか、期待したい。