D1GP 2024年シーズンの折り返しとなる第5~6戦が9月28~29日の2日間、福島県のエビスサーキット西コースで開催されました。ASCII.jpが応援するTeam TOYO TIRES Driftの#66 藤野選手と#88 川畑選手、TEAM TOYO TIRES DRIFT 2の#77 松山選手の様子をお届けします。
例年より1ヵ月遅い開催
しかし観戦しやすい気候で好評だった
例年8月下旬に行なわれるエビス戦ですが、猛暑を避けて9月にシフト。朝晩は20度、日中も30度を下回る過ごしやすい中での開催に、選手やファンからは好評でした。夏休みではないことから来場者数の減少も心配されましたが、逆に増えた結果に関係者も一安心。エントリー数も昨年から1名増えて、40名の選手での開催となりました。
その増えた1名が、フォーミュラドリフトシリーズで活躍した#12 マッド・マイクことマイケル・ウィデット選手。自身がかつて所有していたマツダ・サバンナワゴンを買い戻して作成した「TOYO TIRES × RedBull FURSTY RX-3」でスポット参戦しましたが、初日が単走34位、2日目も単走31位と振るわず。ですが、最終戦のお台場にもスポット参戦するとのことなので活躍に期待しましょう。
コースは昨年と同様。ですが通過指定ゾーン設定が少し変更されたほか、スタート直後のストレートにラインが引かれて、コース幅が規制されることに。そのためか例年より1コーナーのアウト側にあるゾーン2でコースアウトする選手が多い印象です。「以前の方が気持ちよかったですね」と松山選手は苦笑い。
物販ブースでは、選手名が書かれたクリアーキーホルダーが新規アイテム。またステッカーも登場しました。それでは、エビス戦を振り返りたいと思います。
【第5戦・単走】藤野選手7位、松山選手12位
川畑選手は敗退
操作の正確性、ドリフトの美しさを点数で競う単走。大会決勝といえる追走トーナメントの予選も兼ねており、16位以内に入ることが絶対条件といえます。この日の天気は曇り。安達太良山の涼風がサーキットに吹き抜ける過ごしやすい日でした。
川畑選手は前日の練習走行でエンジンブロー。3.4Lの2JZから、金色のヘッドカバーが眩しい3.1Lの2JZへとチェンジして大会に挑みました。
松山選手はBグループから出走。1本目はセクター5でラインオフ減点があり、95.7と失敗。2本目はミスなく走り切り97.2。12位で追走へ進出します。
川畑選手はCグループから出走。1本目は攻めた走りで1コーナーに侵入するも、コースアウト。リズムを崩してゾーン不通過などがあり91.4点と失敗。あとがなくなった2本目は、トップスピード156km/hと速度を上げて攻めにいくも、曲がり切れずにコースアウト。そして次のゾーンで不通過となり94.9と失敗。ここで大会を終えました。
Dグループの藤野選手。コースアウトする選手が多いことから、コースがダスティであると判断したようで、1本目は全体的にアウト側に行かずに小回りする走りで97.6。2本目はゾーン1でリズムを崩すも挽回したようで97.6と同値。7位で追走トーナメント進出を果たしました。
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