AWL株式会社
AIカメラソリューション事業のエコシステムを拡大し、市場をリード
北大発認定スタートアップ企業で、画像認識のコア技術開発とエッジAIカメラソリューションを提供するAWL株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:北出 宗治、以下「AWL」)と、行動認識AI開発、次世代のAI警備システム「AI Security asilla」を提供する株式会社アジラ(本社:東京都町田市、以下「アジラ」)は、両社の得意領域を活かしたエッジAIカメラソリューションの提供に向けて業務提携契約を締結しました。
左より 土田安紘 AWL取締役CTO、尾上剛 アジラ代表取締役CEO、北出宗治 AWL代表取締役社長兼CEO
・協業の背景及び目的
AWLは、最先端のエッジAI技術により、人間の目で見える以上にリアル空間を可視化することで、労働人口の減少を補う生産性向上やDX 推進のソリューションを提供し、企業成長・価値創出に貢献するディープテック・スタートアップ企業です。北海道を代表するドラッグストアである、サッポロドラッグストアーをはじめとする小売業での豊富な実績を強みとして、エッジAI業界のリーダーとして成長してまいりました。現在では、日本国内の小売・流通業に加え、飲食店や銀行、エレベーター内、モビリティなど多業種に事業展開が進んでおり、ASEAN市場をはじめとしたグローバル展開も進んでいます。
アジラは、世界トップクラスの行動認識AIにより、”テクノロジーの力で安心で快適な世界へ”、人間の行動を人よりも知る「行動認識AI」の開発を行う、世界有数の技術を持つスタートアップとして認知され、質の高い研究開発と現場実績はエンジニアのみならず業界全体から注目を集めています。高性能な「行動検知」が特徴の次世代のAIセキュリティシステム「AI Security asilla」は、日本国内の数多くの大型商業施設をはじめとする多様な施設や事業者と連携し、国内シェアNo.1の実績を誇っています。また、日本とベトナムの共同創業者により設立されたアジラはASEAN市場よりグローバル展開にも注力しています。
両社が培ってきたエッジAIカメラソリューション事業における技術・知見およびパートナーネットワークなどをかけ合わせることにより、幅広い業種・業界のDX化をより加速させ、より高付加価値なソリューション提供を実現すべく、このたび業務提携に至りました。
・本提携の内容
本提携により、AWLの強みであるマーケティングやリテール領域でのAIプロダクトの展開や、アジラの強みである世界トップクラスの精度と処理速度を誇る、警備領域に展開する行動認識AIをかけ合わせることにより、高機能なエッジAIカメラソリューションを提供できるようになり、顧客の課題解決を従来よりも低コスト、迅速かつ持続的に提供することが可能になります。
これにより、AIカメラ技術の活用が一層促進され、IoTエコシステムがさらに拡大・進化することが期待されます。両社のシナジーにより、幅広い業界での事業強化を図ってまいります。
本提携において取り組む内容は主に以下の通りです。
(1)エッジAIカメラソリューション共同開発
店舗オペレーションに最適なソリューションを提供する「AWLBOX (アウルボックス)」、リテールメディアに活用される「AWL Lite (アウルライト)」やAWLのエッジAI映像分析エンジン「AWL Engine」と、施設向けAI警備システム「アジラ」とのシステム連携や、両社のAI技術を結集した新規ソリューションの開発を計画しています。
(2)コア技術を融合させた新たな映像解析AIの価値の共創
AWLのリテール業界を中核としたエッジAIソリューションの知見とアジラの施設警備を中心とした行動認識AIを融合させた技術革新による新たな価値提供を目指します。
(3)ソリューション販売
両社それぞれの多様なパートナーエコシステムを活用して、ネットワークを活用し、幅広い業界ソリューションとテクノロジーソリューションを提供します。既に国内市場だけでなくグローバルでの営業活動も開始しております。
・両社のコメント
AWL株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 北出 宗治:
2016年の創業以来、AWLは小売現場を中心に、低価格・高品質で運用可能なエッジAIカメラソリューションを提供し、業務効率化、生産性向上に貢献してきました。エッジAIカメラシステムの運用にあたって、通常は各カメラの設置環境に合わせて最適化する労力と時間も要するために、汎用化できず、大規模展開を行う上での大きな課題となっていました。AWLは、本課題に対し、様々な環境において低演算量で動作する自社開発エンジンAWL Engineを開発し、提供しております。本エンジンはAWL TrainerというMLOps機能を持ち、AIモデルを各環境に自動で最適化することによってAIの精度劣化を防ぎます。我々はこのようなAWL Engineの機能を中心に、グローバルに知財活動も進めております。アジラ様が築き上げてきた国内シェアNo.1の施設向けAI警備システム「asilla」のビジネス資産とAWLの最先端技術とネットワークを掛け合わせることで、世界でも類を見ないAIソリューションを構築し、更に多くのシーンで社会に役に立ち、安心・安全、豊かな未来に貢献できることを確信しております。
株式会社アジラ 代表取締役CEO 兼 COO 尾上剛:
アジラが創業から研究と開発を続けております「行動認識AI」をコア技術としたAI警備システム「AI Security asilla」は、施設警備向けのプロダクトとして沢山の施設に導入頂いております。この度のAWL様との業務提携では、お互いの技術を掛け合わせた革新的なAIを世に送り出すことも目的の一つですが、アジラとAWLのそれぞれが得意とするマーケット領域においてそれぞれのサービスの強みを活かし社会全体へAIの実装を促進し、AIが当たり前の世の中を目指すことで、今後貴重になるであろう人的リソースを人間が行うべき仕事に適切に振り分けられるような社会の醸成の礎となれるように尽力して参ります。
AIベンダーとして弊社単体ではなく、この度の業務提携によりAWL様と同じ道を歩めることを大変名誉であると感じると共に、より一層の安心と安全を社会に提供することを通じて「あらゆる空間価値を高める世界一のインフラとなる」ことをミッションとする私達の願いを実現するために弛まぬ努力を継続していく所存です。
・AWL株式会社について
最先端エッジAI(人工知能)映像解析技術でリテール業界を中心にIoT活用・導入で数々の実績をもつ北大発認定スタートアップ企業。少子高齢化・人手不足など様々な社会問題が先行して顕在化する課題先進地域 北海道において、同じく北海道に本部を置くドラッグストアチェーン「サツドラ」との提携により、現場に最適なソリューションを高品質・低価格で提供。独自開発したAI技術が「人の目」を補い、あらゆる現場で「人とリアル空間をリアルタイムに可視化」。グローバルなお客様と共に社会課題に挑み続けている。
最先端のAI研究開発体制の拡充を目指し、草創期よりグローバル採用に舵を切り、世界約20カ国から優秀人材の獲得に成功。現在、エンジニアの約9割を外国籍人材が占める。経営マネジメント層まで年齢・性別・国籍の隔たりなく登用が進み、シリコンバレーさながらの多様性溢れる企業風土を実現。
・株式会社アジラについて
最先端の行動認識AI技術を開発し、安心で快適な世界を目指すスタートアップ企業。日本とベトナムの共同創業者により設立され、質の高い研究開発と現場実績で注目を集めています。行動認識AIを用いて、危険行為の検知、迷子捜索、購買行動分析、不審行動の予兆検知など、多岐にわたる分野で課題解決を実現。特許取得の違和感検知機能を最大限に生かしたAI警備システム「アジラ」は、多くの企業に導入されています。
施設向けAI警備システム「AI Security asilla」:
既存のカメラシステムをAI化できる施設向けAI警備システムです。カメラ映像の中から、異常行動(転倒、卒倒、ケンカ、破壊行動)や不審行動(千鳥足、ふらつき、違和感行動)を検出したときのみ、瞬時に映像を通知することができるため、映像を監視する警備員の業務を軽減でき、見逃しや見落しも無くすことができます。AIである『asilla』の特徴として、導入後数日間で防犯カメラに映る人々の行動を自ら学習し、それらの行動から外れた通常とは異なる行動(同じ画角内でうろうろしている、きょろきょろしているなど)を「違和感行動」として検知します。これにより、事件や事故が発生する前の予兆行動をも捉え、通知することができるため事故の予防にも寄与します。
AWL株式会社(アウル株式会社)
設立 2016年6月1日
代表者 代表取締役社長 兼 CEO 北出 宗治
所在地
【東京本社】東京都千代田区丸の内3丁目3-1 新東京ビル4階 434号
【札幌本社】北海道札幌市東区北8条東4丁目1-20
事業内容 エッジAI映像解析ソリューションの開発・提供
URL https://awl.co.jp
【お問合せ先】
企業名 AWL株式会社
担当者名 土田、和田
e-mail info@awl.co.jp