2024年10月1日から、日本の郵便料金が30年ぶりに値上げされる。最も一般的に利用される25g以下の定形郵便物の料金が、現行の84円から110円に引き上げられる。はがきの料金も63円から85円に値上げ。レターパックライトは370円から430円に、レターパックプラスは520円から600円に値上げされる。
値上げは、電子メールやSNSの普及による郵便物需要の減少、人件費や燃料費の上昇などを背景に、郵便サービスの持続可能性を確保するための施策として実施されるもの。
値上げの対象には定形外郵便物、速達なども含まれる。定形外郵便物は重量に応じて16.7%から30.8%の値上げとなる。速達は250g以内が260円から300円、1kg以内が350円から400円、4kg以内が600円から690円に値上がりする。
一方で、第三種郵便物(雑誌などの定期刊行物)、第四種郵便物(通信教育用郵便物や点字郵便物など)、書留の料金は据え置かれる。
なお、旧料金の通常はがきやレターパック封筒は、新料金との差額分の切手を貼付することで、10月1日以降も引き続き使用可能だ。