メタは9月25日、新たなVR/MRヘッドセット「Meta Quest 3S」を発表した。日本での発売日は10月15日で、価格は4万8400円から。これまでの「Meta Quest 3」の半額程度の価格設定におさえられている。
Quest 3Sは、Quest 3と同じQualcomm Snapdragon XR2 Gen 2プラットフォームを採用し、同等の処理能力とMR機能を実現している。ただし、ディスプレーの解像度やレンズの仕様はQuest 2を踏襲したことにより、コストを抑えたエントリーモデルとして設計されている。
メタはQuest 3Sについて、「家族や初心者、初代QuestやQuest 2をアップグレードしたユーザーに最適」としている。また、Quest 3Sの発売に伴い、Quest 3の512GBモデルも8万1400円に値下げされることが発表された。
Quest 3SはYouTubeやNetflix、Amazon Prime Videoなどの動画視聴アプリにも対応しており、幅広いコンテンツを楽しめる。さらに、2025年4月までにQuest 3ファミリー製品を購入すると、新作ゲーム「バットマン:アーカム・シャドウ」とサブスクリプションサービス「Meta Quest+」3ヵ月分が付属するキャンペーンも実施する。
メタはエントリーモデルの拡充によって、年末商戦で、より幅広い層のユーザーを取り込むことを目指している。