Silent-Master NEO B650Aをレビュー
「黒神話:悟空」がWQHDでも快適!Ryzen 5 9600X&RTX 4060 Ti搭載静音PCの確かな実力
2024年09月22日 10時00分更新
「黒神話:悟空 ベンチマークツール」でWQHDプレイの最適設定を探る
美しいグラフィックと手に戦闘の面白さで人気急上昇中のアクションRPG、「黒神話:悟空」(Black Myth: Wukong)。せっかく遊ぶなら画質を高くしたいと思うのは、当たり前の感情だろう。
Silent-Master NEO B650Aでは、どのくらいの画質で快適に遊べるのだろうか。「黒神話:悟空 ベンチマークツール」で、設定を変えながら試してみた。具体的な目標としては、95パーセンタイルで60fps以上になる設定を目指した。
解像度はWQHDに固定。この状態で「推奨画質」を選んでみたところ、スーパー解像度設定はサンプリング解像度「50」、スーパー解像度「DLSS」、フレーム生成「ON」となっていた。また、NVIDIAフルレイトレーシングは「OFF」、画質レベルはすべて「高」だ。
ただし、この設定だと平均フレームレートが120fps、95パーセンタイルでも110fpsと高く、さすがに軽い。そこで、フルレイトレーシングを「ON」に変更し、レベルは「中」としてみた。
この設定で試したところ、平均フレームレートは94fps、95パーセンタイルでも86fpsという結果に。かなり理想に近くなったが、もう少し画質を高くしてもよさそうだ。
テスト中の画面を見ているとDLSSの影響か、細部のディテールが少し下がっているように感じた。そのため、サンプリング解像度を「50」から「80」に上げてみた。
結果は、平均フレームレートで70fps、95パーセンタイルで64fpsと目標に限りなく近い。なお、最低フレームレートも60fpsを維持しているので、不満なくプレイできそうだ。
さらに、サンプリング解像度を「100」にしたらどうなるのか気になったので試してみた。
平均フレームレートは43fps、95パーセンタイルは39fpsと、さすがにこれは重たかったようだ。また、サンプリング解像度を「100」まで上げても、「80」と画質の差はあまりないように感じた。「80」でフレームレートを上げたほうがおいしいだろう。
まとめ:静音ゲーミングPCの決定版がRyzen 5 9600Xで快適さが向上
ゲーミングPCは動作音が大きい。ライトアップが過激でピカピカ光る。複雑なデザインが見た目にうるさい。といったイメージを持っている人もいると思うが、Silent-Master NEO B650Aはその対極に位置する1台だ。
ゲーム中の静音動作や、光るところは電源ボタンとアクセスランプだけというシンプルな外観は、世間一般のゲーミングPCのイメージとは一線を画す存在と言える。
そして、Ryzen 5 9600Xという省電力&低発熱な最大CPUを迎え、静音ゲーミングPCとしての「快適さ」は盤石なものになった。高性能なPCは欲しいけど、見た目や音がうるさいゲーミングPCはちょっと……と考えている人にオススメしたい。