HTCは9月18日、VIVE Focusシリーズの最新モデルとなるXRヘッドセット「VIVE Focus Vision」を発表した。
片目2448×2448ドット（両目4896×2448ドット）でリフレッシュレート90HzのLCDパネルを用いており、視野角最大120度を実現。プロセッサーにはQualcomm Snapdragon XR2が採用されており、12GBメモリーと128GB ROMを搭載（ストレージはmicroSD経由で最大2TBまで拡張可能）。
製品にはヘッドセット本体に加えてハンドコントローラーを備える
トラッキングカメラ×4とアイトラッキングカメラ×2、パススルーカメラ×2のほか、Gセンサーやジャイロスコープ、深度センサー、低照度環境で手の動きを追跡できる赤外線センサーど多数のセンサーを搭載。USB Type-C（DisplayPort対応）やBluetooth 5.2 + BLE、Wi-Fi 6対応無線LANなどのインターフェースを備える。
視線を反映できるアイトラッキングカメラ（左）や、ハンドコントローラーなしに手の動きをトラッキングできるトラッキングカメラ（右）によりゲームや各種VR用途に活用できるという
最大2時間駆動できる着脱式バッテリーや外部電源入力で動作するほか、内蔵予備バッテリーを備えているためバッテリーのホットスワップにも対応。スタンドアロンで利用できるほかDisplayPort入力を備えることから、VR／XRを活用した訓練といったビジネス用途からゲームといった個人ユースまで幅広い活用ができるとしている。
米国では事前予約を開始しており、価格は999ドル（日本での販売価格は現在のところ公開されていない）。
