アマゾンのAndy Jassy CEOは9月16日、同社の従業員に対して、2025年1月2日から原則として週5日のオフィス勤務に戻るよう指示するメッセージを公開した。オフィス勤務の増加により、チーム内のつながりなどを強化することが狙い。
コロナ禍以前の体制に復帰へ
アマゾンでは2024年9月現在、週に3日間はオフィスで勤務するスタイルが基本だが、Andy Jassy CEOの方針が予定通り進めば、コロナ禍以前の週に5日間オフィスへ出勤する形に戻ることになる。
今回の方針転換は、従業員同士が直接オフィスで接することで、企業文化の学習や、従業員同士のコラボレーション、ブレーンストーミングなどの効率化、チーム間のつながりの強化といったオフィス出勤のもつメリットの拡大を目的としたもの。原則としてオフィスワーカーの全員が週5日間のオフィス勤務を義務づけられるが、出張や家庭の事情などでオフィスへ行くことが難しい場合や、集中できる環境でコーディング作業をしたい場合、チームリーダーから特別な許可を得ている場合に関しては、リモートワークでも問題ないとしている。
同氏は勤務体制の変更にあたり、生活環境の調整が必要な従業員のために約3ヵ月半の準備期間を設定。本格的な週5日間勤務への変更は2025年1月2日より実施する予定だ。