電流・電圧を分けて増幅する回路を採用したヘッドホンアンプ基板「禁断のヘッドホンアンプ S」が千石電商 秋葉原本店で販売中。TakazineZoneによる同人ハードウェアで、価格は2380円だ。
いわく「知る人ぞ知る有名なアンプの回路に近い設計」を採用し、アキバでも大ヒットになった「禁断のヘッドホンアンプ」のシングルオペアンプ版。実は8月に発売されたアイテムだが、初期基板の一部に不具合があり販売を停止していたところ、このほど修正バージョンが再入荷してきた。
ブリッジ回路により電圧と電流を分けて増幅するステレオヘッドホンアンプ基板で、ヘッドホンアンプ以外にラインバッファやプリアンプとして使用可能なほか、2枚を使用してバランス型として運用することもできる。
ゲインは約10dB(変更可能)。電源電圧が高いと発振しやすくなるため、「±5V~±12Vあたりがおすすめ」とされている。また、電流は100mAで十分なものの大きめの方が音質が良くなる傾向があるとのことで、「500mA~1Aがおすすめ」(クリエイター)という。
なお製品は基板のみのため、その他必要な部品はユーザー自身が調達する必要がある点に注意。回路図の定数を参考に部品調達、組立を行う都合上、中上級者向けのキットになっている。