住信SBIネット銀行が8月27日、ATM手数料の改定を発表した。2024年12月1日から、スマートプログラム対象支店の個人顧客は、「アプリでATM」を使用する際、利用回数や時間帯に関係なく、常に手数料ゼロでATMを利用できるようになる。イチゴ支店やブドウ支店、ミカン支店など、住信SBIネット銀行の複数の支店を利用する個人顧客が対象となる。
「スマートプログラム」は、商品・サービスの利用に応じて、ATMや振込の手数料無料やポイント獲得などの特典が受けられる住信SBIネット銀行の優遇プログラム。「アプリでATM」は、スマートフォンアプリを使用してセブン銀行やローソン銀行のATMで現金の入出金ができるサービスだ。
一方で、従来のキャッシュカードを使用する場合のATM手数料についても改定が予定されている。これまでは一定回数まで無料だったが、12月1日からは預け入れ、引き出しともに最大330円の手数料が発生するようになる。この改定は「アプリでATM」の完全無料化に伴うもの。
スマートフォンアプリを活用したATM利用の促進は、今後の銀行サービスの方向性を示す先駆的な取り組みとして注目されそうだ。