Mapboxは8月19日(現地時間)、「Mapbox Tiling Service」の新機能として気象データの一般的なフォーマットであるNetCDFやGRIB形式を含む高精度ラスターデータの処理に対応したと発表した。
Mapbox Tiling Serviceは、空間データのためのエンドツーエンドの処理、タイル化、ホスティングサービスを提供するオールインワンのソリューション。ラスターデータの効率的な処理により、気象状況の可視化から独自の衛星画像や航空写真にいたるまで、視覚的に魅力的な天気図の作成や、スタイル設定や配信が可能となる。また、気象データを扱う機関は、新しいラスター・パーティクル・アニメーション手法を使用して、天気の振る舞いを予測し、エンドユーザーに具体的で正確な情報を提供し、意思決定を支援する。
開発を容易にするカスタマイズされたタイルセット「レシピ」を作成する機能も含まれ、データを処理する方法をMapbox Tiling Serviceに指示するルールを設定し、簡略化、ズームレベルの範囲、ジオメトリの結合、属性の操作など、タイル生成の決定を細かく制御できるようになる。この柔軟性により、顧客企業は他のタイルソリューションよりもラスターデータをさらに高度に制御可能となるという。