ガシャポンに史上最大サイズの90mmカプセル
バンダイ ベンダー事業部は、「ガシャポン」史上最大サイズのカプセル「90mmカプセル」の展開を2024年8月上旬から開始した。
ガシャポンではこれまで、79mmカプセルが最大サイズだった。今回発売の90mmカプセルは79mmカプセルと比較して直径がおよそ11mm大きくなり、容量もおよそ150%アップしている。
同社は“従来のカプセルトイの常識を超える、超BIGサイズの商品”が提供できるようになったと90mmサイズの特徴を説明しており、8月2週目からは「星のカービィ ぷにぷにし隊(1回400円/全4種)」や「いきもの大図鑑アドバンス ゾウカブトとヘラクレスオオカブト(1回1500円/全4種)」といった特大サイズのシリーズの販売がスタートしている。
超大型カプセルの狙いを担当役員にたずねた
バンダイでガシャポン事業を統括する執行役員 ベンダー事業部 ゼネラルマネージャー 滝口雄介氏(以下、略敬称)が個別取材に応じてくれたので、新カプセルの狙いと、今後の展開が予定されているエコ素材を使用したカプセルについてたずねた。
──従来の最大サイズと比べて、直径で11mmアップ、内容量で150%アップの90mmという仕様に落ち着いた理由は なんですか? さらに大きなカプセルも案にあったのでしょうか。
滝口「現在のガシャポンマシンの規格上、問題なく繰り出せるサイズとしての最大が90mmだったのです。現時点で実現できるカプセルのサイズとして、最大が90mmです」
──なるほど。このサイズならではの商品展開として、今後どのようなものが考えられるでしょう?
滝口「発表会で展示した『Disney ディスプレイフィギュア』のように、カプセル自体が変形するタイプの商品はサイズのメリットを活かしやすいので、今後も拡充していきたいと思っています。ほかにも、79mmでは収まり切らなかった大型の商品は色々と考えています」