Fractal Design「Pop XL Silet Black Solid」を採用

実は最近だとレア？ 吸音材採用ケースで静音に特化したゲーミングPCのコダワリを聞いた

夏になるとより増える静音への関心
初心者でも安心な静音パソコンがコチラ

ZEFT Z45EB

──今日はよろしくお願いします。まずは、ZEFT Z45EBのコンセプトを教えてください。

中嶋 孝昌氏（以下、中嶋氏）：ZEFT Z45EBは、静音ケースを採用したゲーミングパソコンとなります。具体的には、Fractal Designさんのフルタワー型ケースの「Pop XL Silet Black Solid」を採用しています。このケースは、天板やサイドパネルなど各所に吸音材が装着されています。これにより、内部の動作音を外部へと漏らさないようにして、静音性の向上を実現しています。

サイドパネルの裏側には吸音材が張り付けられている

──どういった層をターゲットにしたゲーミングパソコンになりますか？

中嶋氏：そうですね、初めてBTOパソコンを買われるお客様にご提案したいモデルとなっています。というのも、お客様からいろいろと弊社のモデルについてお問い合わせをいただくのですが、最近とくに多いのが「BTOパソコンでも動作音ができるだけ静かなモデルはありますか」というものです。ゲーミングパソコンを持っている友人から動作音が結構大きいと聞くようです。また、ほかには「その動作音をどうすれば小さくできますか？」というのもありますね。

──確かにCPUやGPUは性能向上を果たしていますが、消費電力も増えていますからね。

中嶋氏：はい、簡易水冷クーラーを導入したところで3連ファンが回転し続けるわけですから、ゲームなどで負荷が掛かるとその動作音も大きくなりがちです。本格水冷クーラーを導入すればまた違ってもきますが、弊社では取り扱っていませんし、ご自身で組むにしても難易度はグッとあがり、さらに費用も高価になってしまいます。CPUやGPUの冷却が必要ですから、パソコンの動作音をゼロにすることはできないのですが、カスタマイズやケースを工夫することで、初心者の方が動作音に関するところで安心して選ぶことができるというコンセプトで、ZEFT Z45EBを仕上げています。

──初心者に向けた静音パソコンという位置づけですか？

中嶋氏：そうなりますね。お問い合わせの中には、ゲームだけでなくYoutubeなどの動画を視聴しても動作音が大きくなるんですか？　というものもあります。実際にはYoutube程度の負荷ではファンの回転数は上がりませんし、動作音は変わらない場合が多いです。そういったわかりづらさを払しょくし、このZEFT Z45EBであれば、動作音については心配がいらないとお客様に示すことができればと思っています。