米Googleは8月6日(現地時間)、テレビやディスプレーに動画配信サービスなどの映像を転送するデバイス「Chromecast」の生産を終了することを発表した。なおこれに変わるストリーミングデバイス「Google TV Streamer」が発表されている。
Chromecastは、昨今のテレビのようにアプリがほとんど搭載されていない時代に誕生。シンプルにストリーミングできる機器として、11年間で1億台以上を販売した。
なおソフトウェアやセキュリティーアップデートに関しては提供を継続する。
Chromecastの生産終了に伴い、新たなストリーミングデバイス「Google TV Streamer」を発表した。アメリカでは6日より予約を開始し、9月24日に発売する。価格は99.99ドル。カラーはPorcelainとHazelの2色。
4Kテレビストリーミングデバイスとして、YouTube TV、Netflix、Disney+、Apple TVなどのサービスに対応。またGoogle HomeやMatterデバイスのスマートホームハブとしても利用できる。搭載しているAIがユーザーの嗜好を解析し、契約している全てのサービスのコンテンツを整理して提案してくれる。
映像を観ていないときはアンビエントモードとして、Googleフォトから写真を表示したり、生成AIがスクリーンセーバーアートを作成し、表示してくれる。
ハードウェアのパフォーマンスとしては、改良されたプロセッサーと2倍のメモリー、32GBのストレージを搭載。前世代のChromecastよりも動作がスムーズになっているという。またDolby VisionとDolby Atmosによる4K HDRコンテンツにも対応している。