Google マップは7月30日から順次、新たな拡張現実(AR)機能をモバイル版に追加した。この機能により、ユーザーはパリの名所をこれまでにない方法で体験できるようになる。
新機能は、スマートフォンのGoogle マップ内から直接利用可能だ。ARを活用することで、ユーザーは都市の象徴的なランドマークを探索するだけでなく、それらと対話し、関わることができるようになる。
Google マップのエッフェル塔の検索結果から「AR Experience(AR体験)」をタップし、デバイスを上げる。なお、現地にいなくてもストリートビューを使用することで、世界中どこからでも体験を表示できるという。
ARを使用すると、1900年代にタイムスリップし実現しなかったエッフェル塔の建築コンセプトや、1900年のパリ万博のために一時的にセーヌ川沿いに建てられた各国のパビリオンを見ることができる。さらに、インタラクティブな情報カードを通じて、これらのランドマークの歴史や文化について詳しく学ぶこともできる。
今夏後半には、18世紀のパリを歴史的に正確に再現したARを体験できるようになる予定だ。1789年当時のノートルダム大聖堂とその周辺を訪れたり、フランス革命前のバスティーユ・サン・アントワーヌの3D再現を探索したり、何百年も前に取り壊されたテュイルリー宮殿をツアーしたりすることができるようになる。
これらの体験は、Google Arts & CultureおよびUbisoftとの協力により実現した。Google マップで体験できるこの新機能は、今後さらにコンテンツが追加される予定だという。