ホンダが作ったカードゲームで遊んでみた
本田技研工業(以下、ホンダ)がカードゲームを作った。
ホンダがカードゲームとは意外であるが、一般的なトレーディングカードゲームとはちょっと違う。その名もコミュニケーションンゲーム「OuTDooR Hunting Card(アウトドアハンティングカード)」by VEZELである。
公園やキャンプ場、海、山といった自然を感じられる屋外で遊ぶことを想定したゲームだ。
ルールは極めてシンプル。
1.まず、VEZELのカタログから車の特長や世界観を表す形容詞を抜き出した「VEZELワード」(30枚)と、自然や人を表す名詞の「アウトドアワード」(15枚)の2種類のカードをそれぞれ1枚ずつ引き、その組み合わせを“お題”とする。
2.参加者は、近くの自然を探索し、お題にふさわしいアイテムを探してスマホで撮影、または現物を持参する。
3.全員が再集合したら、発見したものとお題が“いかにぴったりであるか”を1人ずつ発表。全員の発表後、お題にいちばんマッチしていると思う人を「せーの」で指さし投票し、最多得点の人が1ポイントを獲得する。
4.お題を変えて繰り返し、最速で3ポイントを獲得した人が優勝となる。
以上だ。
ただし、オリジナルのルールでは参加者全員が同じお題に臨むところ、今回は暑い中、短時間で様々な組み合わせを体験するため、それぞれが引いたお題を見つけてくる形式に変更している。
ホンダの調査によれば、75%の人は、大人になると友だちが作りにくいと考えているらしい。
アウトドアでのコミュニケーションを通じて、友人、知人の距離を縮めることがこのゲームを制作した目的であるという。面白そうなものは、なんでも試してみるASCII編集部。同僚と共に、OuTDooR Hunting Card by VEZELを携えて、森林公園を訪れてみた。
アウトドア型のカードゲームで遊んでみよう!
今回協力してもらったのは営業部のWさん(以下、W)と、編集部のYくん(以下、Y)だ。2人とも、かなり長い付き合いになるし、業務上では良好な関係を持てている(と、私は思っている!)が、プライベートな話などはほとんどしない。ふだん、どのような生活をしているのかなどはあまりよく知らない。
K(筆者)「……で、ルールはこんな感じです」
W「なるほど、その場で作ったお題に合うものを探せばいいのね」
Y「まあ、とりあえず引いてみますか……ここにしかない 音が鳴る 顔!?」
W「安心感に包まれながら 開放感も感じられる 気持ち……こういう感じかー」
K「僕は緻密に協調する 角度でした。じゃあ、それぞれスマホで撮ってきて、また5分後にこのベンチで!」
〜5分後〜
K「どうですか? ありました?」
W「……うーん! あったような、なかったような(笑)」
K「おー」
Y「なに? その牛は」
K「緻密に協調している絵合わせの遊具。Yくんの顔はなに、作ったの? 音はどこから鳴るの?」
Y「音は……風の音が鳴ってるからいいかなって」
W「俺のは難しかった……」
Y「たしかに、気持ちを写真で表現するって難しいですね(笑)」
K「じゃあ、1回目の投票しますか! せーの!」
W「Kくん」
Y「Kくん」
K「自分」
Y「自分に投票してるじゃん」
K「1番お題通りだったから」
W「じゃあ、Kくんが1ポイントだね。次いきますか」