X(SNS)のイーロン・マスク氏は7月27日、自身のXアカウント上で2024年米国大統領選の候補者カマラ・ハリス氏のディープフェイク動画を共有した。
共有された動画はMr Reagan(@MrReaganUSA )と名乗るYouTuberが投稿したもの。ハリス氏の宣伝動画をベースに音声を変更し、同氏が「私が(候補者に)選ばれた理由は女性であり、有色人種であり、究極の多様性をもつからだ」「私を批判する者は性差別主義者であり、人種差別主義者だと言えるだろう」と語っているように見せかけている。ハリス氏本人にそっくりな声が使われた、いわゆる「ディープフェイク」だ。
Kamala Harris Campaign Ad PARODY pic.twitter.com/5lBxvyTZ3o
— Mr Reagan 🇺🇸 (@MrReaganUSA) July 26, 2024
This is amazing 😂
— Elon Musk (@elonmusk) July 26, 2024
pic.twitter.com/KpnBKGUUwn
制作したMr Reagan氏は動画をXに投稿する際、ポストの文章や動画の構成でパロディー(フェイク)であることがわかるようにしているが、イーロン・マスク氏は動画のみを引用し、「This is amazing(日本語訳:これは驚きだ)」という一文を添えて投稿している。
Xでは加工されたコンテンツの投稿や共有自体は規制していないが、ディープフェイクなど利用者を欺いたり、混乱させたりして損害をもたらす可能性のあるコンテンツについては共有を禁止するポリシーが存在する。