セキュリティー企業クラウドストライクのソフトが原因でWindowsの大規模障害が発生した問題を受け、同社が影響を受けたパートナーに対し、7.75ポンド(約1500円)分のUber Eatsギフトカードを提供していたという。7月24日(現地時間)、米メディアTechCrunchが報じた。ただし正しくは提供先は社員やチームメイト等だった。
記事によると、このギフトカードはメールを使い、クラウドストライクのダニエル・バーナードCOO(最高業務責任者)名義で複数のパートナー宛に送付されたという。
Xでギフトカードの受け取りを報告したパートナーによると、英国で配布されたギフトカードの額面は7.75ポンド(約10ドル/約1500円)。ただし、7月24日の段階では、一部の受取人からギフトカードが無効化され使用不能になったとの報告も挙がっているとしている。
TechCrunchの取材に対し、クラウドストライクの広報担当者は「こうした状況で顧客を支援してきたチームやパートナーに送付した」と回答し、ギフトカードを送付したことを認めた。ギフトカード無効化については、利用者が多かったためUber側が不正利用と判定したと説明している。
ASCII.jp編集部が本件についてクラウドストライク合同会社に確認したところ、「当社がUberギフトカードを送ったという報道等がございますが、これは誤りです。当社では、今回の障害対応のために顧客支援を行っている社員やチームメイト等へはギフトカードを送付いたしましたが、お客様へのギフトカードの送付は行っておりません」との返答を得た。
※追記:取材でわかった情報をもとに、見出しを含めて記事内容を更新しています(2024年7月25日12時37分)