札幌の老舗ジンギスカン店「成吉思汗だるま」が、初めて東京に出店し「上野御徒町店」を7月14日に開店した。初日は6時間待ちの大行列となったそうで、本店に20年前に行ったことのあるおじさんが食べてみました。
1954年創業
札幌のジンギスカンなら「だるま」と呼ばれる
札幌の名店がついに東京へ進出
1954年に創業した「成吉思汗だるま」は、戦後まもない時代に北海道ではポピュラーだった羊肉を使い、庶民も気軽においしい肉が味わえる店として、札幌ススキノに誕生。
以来70年間、 「いつまでも変わらないこと」をモットーに、高品質な羊肉を安く・おいしく提供することで、道民は勿論、日本中のグルメやインバウンドから絶大な人気を誇る名店として親しまれている。
創業70周年の節目を機に、「成吉思汗だるま 上野御徒町店」を、下町の雰囲気漂う春日通り沿いにオープン。道外および東京への出店は、今回が初となる。
だるまの提供スタイルは、生羊肉を味付けせずに出して、お客さんが七輪の炭火の上に乗ったジンギスカン鍋で焼いて、独自の「たれ」につけて食べる形だ。このたれは一子相伝の極秘レシピである。
札幌のジンギスカンは、ラム肉や、タレに漬けた肉を出す店もあるが、だるまはラム(子羊)ではなく、マトン(成羊)を生で出すのが特徴で、それだけ、肉に自信があるということになる。
また、「七輪+炭火+スリット入りジンギスカン鍋」というのも特徴で、スリットから油が炭に落ちるので、昔の札幌店は、煙がモクモクと充満していた。そのかわり、炭火の香が羊肉に絡み、美味しさを増す効果があるのだ。
15年前に、個別換気扇を設置した今の形となり、煙は少なくなったが、御徒町店にも1階にロッカーがあり、においを付けたくないコートやカバンはそこに仕舞って、ジンギスカンを楽しむという、札幌らしいスタイルは踏襲している。
マトンのメニューは3種類
名物「成吉思汗」に「上肉」と「ヒレ肉」
だるまの「羊肉」は主にニュージーランド産で、独自のルートで仕入れる新鮮で上質なマトンを使用。毎日開店前に職人が手切りする。名物の「成吉思汗」は、マトンのモモ、バラ、ウデ、肩ロース、ロースなど様々な部位を味わえる。
数量限定にはなるが、脂身が多いロースと肩ロースを分厚くカットした「上肉」、一頭から数百グラムしか取れない希少な「ヒレ肉」もある。
上野御徒町店でも、北海道の既存店と同じメニューと価格(10円だけ高いらしい)で提供される。
成吉思汗
1290円
モモ、バラ、ウデ、肩ロース、ロースなど様々な部位が楽しめるだるまを代表的するメニュー。一度も冷凍していない新鮮な生のマトンを、毎日開店直前に職人が手切りし、肉の旨味を最大限に引き出している。
上肉
1690円【数量限定】
「成吉思汗」のマトンは草食だが、こちらは穀物肥育で特別に飼育したマトンで、脂身が多いロースと肩ロースを分厚くカットした羊肉ステーキ。そのまま焼いて、ハサミで切って頂く。
ヒレ肉
1690円【数量限定】
だるま自慢の高級ヒレ肉。羊肉で1番柔らかい部位で、一頭から数百グラムしか採れない希少部位。
ママの手作りキムチ
395円
2代目ママの手作りキムチは、甘味と 酸味のバランスが良く、お肉にもビールにもご飯にも相性抜群。
<常連様に人気の裏メニュー>
〆のお茶漬け
ライスの上に、残りのタレとほうじ茶をかけ、お茶漬けにする。肉と脂のうまみ、タレの味とほうじ茶の香ばしさが加わり、お腹がいっぱいでもサラサラと食べる事ができる。ぜひトライを。お腹いっぱいのひとは、タレにほうじ茶を入れて、スープとして頂くのもありだそうです。
ちなみに、札幌では、現在6店舗あり、お客様のご要望で、2店舗は17時~午前5時までの終夜営業、1店舗では予約を受け付けているが、本店以下いまでも開店前から行列ができるそうだ。
店 名
成吉思汗だるま上野御徒町店
住 所
東京都文京区湯島3丁目41-5
電 話
03-6240-1430
営業時間
17:00~26:00(LO.25:30)
店 休 日
なし
店舗規模
15坪 / 23席(1階8席、2階15席)