米インテルが現地時間7月22日、長らく抱えていた最新プロセッサーの不安定性問題について、調査によって判明した原因と解決策を発表した。同社では8月中旬をめどに対処用パッチをリリースする予定。
2023年末頃から、多くのユーザーがデスクトップ向けの第13世代および第14世代Coreプロセッサーで予期せぬシステムクラッシュやシャットダウンを経験していた。特にゲーマーやクリエイティブワークなどの負荷が高い作業をしているユーザーにとっては深刻な問題だった。
インテルの調査によると、問題の根本原因はプロセッサー内部のマイクロコードアルゴリズムにあることが判明した。アルゴリズムがプロセッサーに不適切な電圧を要求し、結果として動作が不安定になっていたという。また、この高電圧によって、一部のプロセッサーに永続的な劣化が生じていた可能性もあるという。
問題に対処するため、同社は8月中旬をめどにマイクロコードパッチをリリースする予定。パッチは問題の根本原因に対処し、プロセッサーの安定性を向上させることが期待されている。