このページの本文へ

YouTuber としおの「おいしいラ飲み」 第9回

隠れ家的新店で楽しむクラシカル家系ラーメン。練馬の「横浜豚骨醤油ラーメン YOLO」でラ飲み!

2024年07月26日 12時00分更新

文● としお(YouTuber) 編集●ラーメンWalker

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 どうも〜、こんにちは。としおです。

 ラーメンYouTuberとして活動中の僕が「ラ飲み」をテーマにお届けするこちらの連載。そう、「ラ飲み」とは、ラーメン屋さんでお酒を飲むこと。これがねぇ、また良いんですよ。僕なりの楽しみ方をご紹介させて戴きます!

都内では貴重な存在!クラシカルな家系ラーメンが食べられる新店!

 東京都練馬区。西武池袋線、江古田駅から徒歩30秒の所にある「横浜豚骨醤油ラーメン YOLO」。今年の3月15日にオープンしたばかりの家系ラーメン店です。

横浜豚骨醤油ラーメンYOLO 外観

 店主の清水仁さんは、鳥取県出身。学生時代は野球一筋で、高校は岡山の岡山理科大学附属高校に進学しました。甲子園を目指したチームメイトには、元広島東洋カープの薮田選手、横浜DeNAベイスターズの柴田選手、千葉ロッテマリーンズの藤岡選手と、のちのプロ野球が3人もいたそうです。

店主の清水仁さん

 野球を続けるために大学に進学した清水さん。選んだのは神奈川の関東学院大学でした。そして、この大学時代に家系ラーメンと出会います。

「大学の時は寮生活だったのですが、近くに家系ラーメンのお店があったんです。気がついたらハマっていて、週に3~4回は食べてましたね」

 卒業後、大好きな家系ラーメンの道に進むか迷ったものの、母校に戻り、教員免許を取得。そこから5年間、事務員をやりながら野球部のコーチとして後輩たちの指導にあたりました。

 そして、この頃、やはり自分のラーメン店を開業したいという思いが強くなり、一念発起。大学時代に通ったお店を含め複数のお店で3年間修業後、独立しました。

麺上げをする清水さん

 「一度きりの人生なので、やりたいと思った事はやりないなと思って。ラーメン屋をやる事を諦めきれませんでした」と清水さんは話します。

 独立にあたりサポートしてくれたのは家族と仲間達でした。

「僕なんか一人じゃ何も出来ないんです。経理や資金調達など、お金まわりは兄が全てやってくれて。オカンは鳥取から上京してきて店を手伝ってくれてます。友人の女の子も正社員として働いてくれて…… みんなには感謝しかないです」

左から、母 律子さん、大川夏鈴さん、店主 仁さん、兄 正平さん

 家族経営ならではの温かい雰囲気、接客もYOLOの魅力の一つ。その、親しみやすさもあってか、まだ開店して日は浅いのですが、週に複数回通って下さる常連さんがどんどん増えてきています。

 最後に今後の目標を伺いました。

 「YOLOはみんなが夢を叶える場所になったら良いなと思ってます。夢を持って別の道に行くスタッフもいるでしょうし、ここからラーメン屋で独立する人間がいても良いですし。僕自身としては2号店を作るという所も視野に入れてます。ここにみんなが集まって、ここで夢を叶えていって欲しいです」と清水さんは話して下さいました。

野球バカの新米店主と家族の物語。93歳おじいちゃんも毎日通っちゃう家系ラーメン店!【YOLO】

としお流、YOLOラ飲み!

 さて、ここからは僕流のYOLOでのオススメなラ飲みスタイルをご紹介します。

 この日は平日、16時頃に訪問。ゆっくり飲みたいので、あまり混んでないであろう時間帯を狙ってきました。

入って右に券売機

 店内は外装と同じく、良い意味でラーメン屋さんっぽくなく、カフェのようなオシャレな雰囲気。女性客でも入りやすい空間です。

 カウンターに座るとすぐにビールが到着しました。

ビール(サッポロ黒ラベル)400円 オリジナルグラスがかわいい

 さっそくビールをぐぐぐっと!

 くーっ! うんまい!!

 明るいうちから飲めるのは休日の特権ですね。幸せ。

 おっと、ここでキャベチャーの登場。

キャベチャー 150円

 醤油ダレやごま油、辛味噌などを纏ったキャベツと細切れのチャーシュー。これがたまらなくビールに合うんです! これも、こちらでのラ飲みの楽しみの一つ。

 一口、ぱくり。

「コレコレっ! ピリ辛でおいしい!」

 半分くらい食べ進めたあとは、卓上のニンニク、辛味噌などを追加してパンチのある味わいにしてブーストをかけていきます。この一皿で何杯でも飲めちゃいそう。

半ライス 100円

 お次は半ライスが登場。

 そして、待望のラーメンもきましたっ!

のり玉ラーメン 1000円

 うおー! これは絶対うまい! もう見ただけ分かります!

 焦る気持ちを抑えて、まずはスープから。

 適度にとろみはありますが、すっきりとした飲み口。豚骨と鶏の旨味がしっかり凝縮されており、ふくよかな余韻が残ります。

麺は酒井製麺

 少しウェーブがかった平打ち麺は、モッチモチ。ぷるんとした食感でスープが良く絡みます。

 醤油感が強すぎないスープとのバランスも完璧。箸が止まらない美味しさです。

「家系と言えば酒井製麺」と言われるほど人気の製麺所

チャーシュー

 家系ラーメン店のチャーシューは燻製のモモ肉や煮豚のロースがメジャーですが、こちらはバラ肉を使用。

 スープでしっかり煮込まれたバラ肉はトロトロ。柔らかく、口いっぱいに脂の甘みが広がります。

 すかさずビールを流し込む。

「ぷはぁ! こりゃたまらん!」

味玉

 中心部分がトロッとした味玉。これもまたラ飲みならではの贅沢なおつまみ。

 そして、僕が家系でほぼ必ずやるこれ。

 まずは、ご飯にニンニクと辛味噌をちょこんと。ちなみに、こちらのニンニクはお店で仕込んでいるとの事!

 海苔をしっかりスープに浸して……

 ご飯を巻く!

「うますぎるーーー!!」

 スープの旨味と海苔の磯感、ニンニクや辛味噌のパンチもダイレクトにきて最高! これはご飯も進んじゃいます。

 今回は5枚もあるので、海苔の使い方も自由自在。麺を巻いて食べるのはもちろん、ひったひたのほうれん草を巻いて食べるのもまた至福。

 ここで、卓上のアイテムが気になったので使ってみます。

 フライドガーリック!!

 若干ビターで香ばしい香りがなかなか合う! ジャンクさも加わって面白い味わいです。

 卓上のアイテムでどんどんカスタムしていくのも家系の醍醐味。お酢や辛味噌なども追加して最後まで思いっきり楽しみます。

「くーっ、最高だった! ごちそうさまでした!」

 今日のラ飲みも大変幸せな時間でした!

 ということで、今回は横浜豚骨醤油ラーメンYOLOをご紹介致しました!

 みなさんもぜひ、YOLOさんでラ飲みを楽しんで下さいね。

 それではまた次のコラムでお会いしましょう!バイバイっ!

【横浜豚骨醤油ラーメンYOLO】
東京都練馬区小竹町1-58-2 桑原ビル 1F
営業時間:11:00〜21:00
定休日:水曜日
公式X(Twitter):https://x.com/yolo315ekoda

文/としお(YouTuber) 

としお(

プロフィール
お酒大好き。おいしいもの大好き。ラーメン大好き。
家系ラーメン店を中心に食べ歩く、ほぼラーメンYouTuber。
食レポ以外にも、お店の仕込み風景や営業風景を取材するYouTube「としおのおいしいものチャンネル」を運営。
チャンネルの総再生回数は1000万回を超えた。

YouTube:https://youtube.com/@toshio1040
Twitter:https://twitter.com/toshiogami

カテゴリートップへ

もぐもぐ動画配信中!
アスキーグルメ 最新連載・特集一覧