生体認証+通信/セキュリティを起点にDX市場でのビジネス拡大を目指す
生体認証でソフトバンクとNECが提携、DX/スマートシティソリューション加速へ
2024年07月09日 15時15分更新
ソフトバンクとNECは、2024年7月9日、企業や自治体のDX推進を目指して、生体認証領域を中心とした戦略的提携に合意したことを発表した。
本提携を通して両社では、NECの「Bio-IDiom(バイオイディオム) Services」や「マルチモーダル生体認証」などの生体認証ソリューションと、ソフトバンクの通信ネットワークやセキュリティーサービスなどの各種ソリューションを組み合わせて、国内の企業や自治体へのサービス提案と販売を推進していく。
ソフトバンクは、スマートシティ・ビルディング領域をはじめ、企業のDX支援における豊富な実績や法人顧客基盤を有している。一方のNECは、高精度な生体認証ソリューションを幅広い業種に展開してきた。生体認証に対するニーズの高まりを受け、両社の強みを活かした顧客基盤の拡大を図っていく。
ソフトバンク 専務執行役員 法人統括の桜井勇人氏は、「ソフトバンクは、最先端のテクノロジーを使い、お客様のデジタル化・DXに取り組んでいる。NECの世界トップクラスの生体認証技術を一緒に取りあつかうことで、入退館の変革や、スマートシティやスマートスタジアムなどに期待できる世界がつくれると確信している」と述べている。
またソフトバンクでは、NECが価値創造モデル「BluStellar(ブルーステラ)」のもとで推進する「共創パートナープログラム/Digital ID」に参画。他の参画パートナー企業との連携も検討していくという。