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日本の“AIゲーム会社“に投資が集まっている

2024年07月02日 16時00分更新

文● ASCII

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 東京のインディーゲーム開発会社AI Frog Interactiveが7月2日、新たな資金調達の完了を発表。イーストベンチャーズとブレイクポイントから資金を得て、新作ゲーム「Exelio(エグゼリオ)」の開発を加速させる。

 AI Frogは、最新のAI技術を活用して少人数で高品質なゲーム開発を目指す会社。今回の資金調達で組織強化や開発基盤の充実を図る。

 開発中の「Exelio」は、未開の地を舞台にしたサバイバルゲーム。プレイヤーは厳しい環境で生き抜くため、資源を集め、シェルターを作り、時には未知の生物と戦う。Unreal Engine 5を使用し、生成AIなどの技術も積極的に活用している。

 新清士CEO は「AIをツールとして徹底活用し、開発効率を向上させている」とコメント。すでに高い完成度に達しており、東京ゲームショウ2023での反応を踏まえて更なる改良を進めているという。

 今年後半にはSteamでのEarly Access配信を予定。また、9月の東京ゲームショウ2024でもプレイアブル出展の予定だ。

 投資家からも期待の声が上がっている。イーストベンチャーズの平田智基氏は「小さなチームでも大きな成果を上げられる可能性に期待している」とコメント。ブレイクポイントの若山泰親氏も「世界中のユーザーを夢中にさせる日が来るのを楽しみにしている」と述べた。

 なお、AI Frog Interactiveは2023年6月にも初期の開発資金を調達している。当時のおもな引受先は堀誠一氏(バリーンスタジオ 代表取締役)、XVC有限責任事業組合、monoAI technology。

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