アイ・オー・データ機器は6月19日、USBメモリー型データ消去ソフト「D-REF5」を発表した。1ライセンスにつきPC1台のデータ消去に対応。価格は2万1780円(1ライセンス版)で7月下旬の発売を予定している。
USBブート版とWindows版アプリを同梱
D-REF5はWindows PC向けのUSBメモリー型データ消去ソフト。米国国立標準技術研究所(NIST)が定めるデータ消去レベルのなかでも高レベルなPURGE方式のデータ消去に対応するほか、確実なデータ消去プロセスに関する認証制度(ADEC)も取得している製品だ。
本体にはOSをブートせずに動作するUSBブート版アプリとWindows上で動作するWindows版アプリの2種類を同梱。USBブート版の方が対応する消去規格が多く、PURGE方式とADEC認証に対応したデータ消去についてはUSBブート版のみの対応となる。
一方、Windows版アプリではデータ消去証明書の発行機能を搭載。こちらはUSBブート版には存在しない機能だ。消去できるストレージの種類もWindows版アプリの方がUSBブート版よりも多い。
対応機種はCPUにx86(x64)系チップを搭載したWindows10/11のPC。WindowsのSモードとARM系チップマシンは非対応となる。