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新車を買った情報2024 第132回

スポーツ自転車界隈で近ごろ流行りの携帯用電動ポンプには気を付けたい

2024年06月16日 07時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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非常用をうっかり常用してしまう罠

 備えあれば憂いなし。そうして買ったものですが、走行中のパンクなんて年に何度も起きやしません。日に日に宝の持ち腐れ感が高まってくる。すると本来「非常用」として購入した電動ポンプを「常用」するようになってしまうのであります。

 自転車用空気入れの常用とは、タイヤを交換してゼロから空気を入れること。そして走り出す前にちょい足しすることです。

 自転車の空気圧は、分厚いブチルチューブでもなければ時間単位で減って行きます。昔のラテックスチューブなら、一晩も経つと半分に。現代のチューブレスタイヤだって1週間も放っておけばコンマ何気圧かは減っている。シーラントも含めると結局重くなるチューブレスレディよりマシというので最近人気のTPUチューブだって、意外と空気の減りは早かったりします。

 だから走行前に空気圧の点検と補充は欠かせないわけですが、毎日走る人ならポンプの出番も毎日のようにやってくるわけであります。

 私はこれまで昔ながらのフロアポンプを常用してきたのですが、MTBを買った頃から自動車用に買ったマキタの電動ポンプを流用するようになりました。MTBのタイヤはエアボリュームが大きく、手動だと疲れちゃうんですな。

 但し自動車用のポンプですからポンプヘッドは米式バルブが標準。仏式のMTBやロードバイクにはアダプタをかます必要があり、空気を入れる前に余計な儀式が増える。さっさと出かけたいのに何かもう面倒くさい。あ、でもあれなら、ひょいと取り出し一発で使えるじゃないか。だから気軽に使っちゃうんですよねぇ携帯用を……。

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