このページの本文へ

COMPUTEX TAIPEI 2024レポート 第41回

どこでもゲームを配信、記録、大画面プレイできるAverMediaの新キャプチャー機器「Premium GO Series」

2024年06月06日 18時00分更新

文● ジャイアン鈴木

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 AverMediaは、COMPUTEX TAIPEI 2024にて映像キャプチャー関連機器の3製品を展示した。ひとつ目は携帯ゲーム機向けのキャプチャー機器「GC515 X’TRA GO」。本製品はクレードルタイプのキャプチャー機器で、「ROG Ally」などのWindows搭載携帯ゲーム機、「Steam Deck」、「Nintendo Switch」などに対応。それら機器の映像を4K/30fpsでキャプチャーできる。

AverMediaのブース

「GC515 X’TRA GO」269ドル

背面にはゲーム機接続用のUSB Type-C×1、給電用のUSB Type-C×1、HDMI×1、マイク・キーボード・マウスを接続するためのUSB Type-A×1、PC接続用のUSB Type-C×1、モードスイッチを用意

左側面には3.5mmヘッドフォン端子×1とmicroSDメモリーカードスロット×1を配置

本体カラーはブラックとホワイトの2色を用意

 本製品最大の特徴はPCモードとスタンドアロンモードを切り替えて利用できること。PCモードでは接続したPCに映像を送り、PCから映像のストリーミングやレコーディングが可能。スタンドアロンモードでは側面に挿したmicroSDメモリーカードに直接レコーディングできるのだ。

PCモードではディスプレーにゲーム映像を出しつつ、ノートPC側のキャプチャーソフトでストリーミング、レコーディングが可能

スタンドアロンモードでは手前のボタンをワンプッシュで録画が開始される

録画中は手前のLEDが赤色に点灯

 もう2製品は「GC313PRO ELITE GO」と「GC313 CORE GO」。どちらも手のひらサイズのUSBチャージャーに見えるが、USB Type-C×2、USB Type-A×1、HDMI×1を装備。Windows搭載携帯ゲーム機、「Steam Deck」、「Nintendo Switch」に加えて、スマートフォンやタブレットを接続して、それらデバイスを充電しつつ、HDMI端子経由で映像を出力できる。なお、充電器としての仕様は100W GaNチャージャーであり、対応機器を急速充電可能だ。

「GC313PRO ELITE GO」129ドル

「GC313 CORE GO」89ドル

端子構成はUSB Type-C×2、USB Type-A×1、HDMI×1と同じ

 両製品の違いは、「GC313PRO ELITE GO」はキャプチャー機能対応、「GC313 CORE GO」はキャプチャー機能非対応であること。つまり「GC313 CORE GO」は大型テレビやディスプレーに接続し、充電しつつ大画面でゲームなどをプレイするための製品というわけだ。

「GC313PRO ELITE GO」はキャプチャー対応。接続したPCでストリーミング、レコーディングできる

「GC313 CORE GO」は大画面でのゲーム専用だがそのぶん安価だ

 今回のAverMediaの3製品は「Premium GO Series」と名付けられている。コンパクトなボディーを生かし、場所にとらわれずどこででもストリーミングやレコーディングしたり、大画面でゲームをプレイするための製品だ。ゲームを楽しむ場所を広げるアイテムとして魅力的な製品と言えよう。なお、3製品とも日本での発売を予定しているとのこと。続報を楽しみに待ちたい。

■関連サイト

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中