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COMPUTEX TAIPEI 2024レポート 第37回

サイバートラック的なミニPCをCOMPUTEXで発見

2024年06月06日 14時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●北村/ASCII

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 サイバートラックと言えばテスラが販売しているフルサイズ電動ピックアップトラック。残念ながら現時点では米国のみで販売されており、日本で購入することはできない。

 でもまるでポリゴンで表現されたかのようなルックスのマシンを欲しい! 乗れなくてもいい!! でもPCとして使えるとうれしい!!! ……という方の要望に応えてCOMPUTEX TAIPEI 2024の会場にひっそりと降臨していたのが、Shenzhen Jumper Technologyのサイバートラック的なミニPCだ。

サイバートラック的なミニPC。OEM、ODM向け製品と言うことで現時点では製品名は記載されていなかった

展示していたのは中国のShenzhen Jumper Technologyという会社

 本製品はOEM、ODM向けに出展された参考モデル。展示機ながら内部にはミニPCを構成するパーツが組み込まれており、実際にWindowsが動作していた。車体後部には各種インターフェース、そしてインターフェースを隠すフタも装着されており、ミニPCのケースとしてはほぼ完成していると思われる。

電源をオンするとフロントライトとして埋め込まれたLEDがちゃんと点灯する。暗い部屋に飾ったら映えそうだ

フロントドア、リアドアはしっかり開けられる。スケールの合う人形を乗せても楽しそうだ

 基本スペックとしては、OSは「Windows 11 Home」、CPUは「AMD Ryzen 7 8845HS」(8コア、16スレッド、最大5.1GHz、45W)、内蔵GPUは「AMD Radeon 780M」。メモリーは16GB、ストレージは256GBを搭載。メモリー、ストレージは製造段階でカスタマイズできるはずだ。

展示会場では実際に「Windows 11 Home」が動作していた

SSDの型番は不明

 インターフェースは背面にUSB Type-C×2、USB Type-A×1、HDMI×1、3.5mmオーディオ端子×1を装備。PCとして使用する際にはカバーを閉められる。模型として飾ることも可能というわけだ。

インターフェースは背面に集中。USB Type-C×2、USB Type-A×1、HDMI×1、3.5mmオーディオ端子×1、電源端子を装備

 また車体後方には、デザインは異なるが、実車同様荷台が設けられており、小物類を収納可能。ひんぱんに使うUSBメモリー、メモリーカード、USBドングルなどを置くスペースとして活用できるわけだ。

車体後部に荷台を用意。ここを開けるとマザーボードが内蔵されている

 OEM、ODM向けの展示ということで、本当に発売されるのか、発売時期、価格などは未定だ。しかし、サイバートラックの形状はミニPCにピッタリ……な気もする。さまざまな条件をクリアし、製品化にたどり着くことを楽しみに待ちたい。

ちなみに、これがホンモノのサイバートラックです

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