GIGABYTE、COMPUTEX TAIPEI 2024にてローカルAIトレーニングソリューションを発表
GIGABYTEは6月5日、台湾で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2024」にて、ローカルAIトレーニングソリューション「AI TOP」を発表した。
GIGABYTE AI TOPはAIモデルをローカルで学習するためのオールラウンドなソリューションで、今年初めの「CES 2024」で発表された「GIGABYTE AI PC」に続くGIGABYTE AIの戦略的枠組みの第二の柱だという。
AI TOPは、AI TOPユーティリティー、AI TOPハードウェア、AI TOPチューターの3つで構成されており、AI TOPユーティリティーは親しみやすいユーザーインターフェイスと操作性を備えた新しいソフトウェアで、 プライバシーとセキュリティーを維持しながら最大2360億パラメーターの大規模言語モデルをサポート。
AI TOPハードウェアはマザーボードやビデオカード、SSD、電源ユニットなどさまざまなGIGABYTE製品が採用。クラウド上の従来の学習ソリューションと比べて柔軟性とアップグレード性を提供し、家庭用コンセントでシステム構築が可能で余分な電気工事コストは必要としない。
AI TOPチューターはAI TOPソリューションの総合的なコンサルティング、直感的なセットアップガイダンス、技術サポートを提供。これらにより、初心者でもプロフェッショナルでも簡単にAI学習プロジェクトを立ち上げることを可能とする。
また、今回のイベントのハイライトのひとつは「Radeon PRO W7900 AI TOP 48G」と「Radeon PRO W7800 32G」が公開されたことだという。GIGABYTEはAMD Radeon PROシリーズと協業する最初かつ唯一のプロフェッショナルビデオカードパートナーとして、AIの戦略的展開を進めるという。
このほか、COMPUTEX TAIPEI 2024の基調講演ではNVIDIAのジェンセン・ファンCEOは生成AI、デジタルツイン、デジタルヒューマンが専門的な解決を提供するAI工場へと進化する民間コンピューターによって推進される新しいコンピューティング時代の幕開けを宣言。コンピューティングにおけるインフレの課題や、専用プロセッサーを加速するNVIDIA CUDAの効率性、および100兆ドル産業としてのAIの可能性を提示した。
GIGABYTEではNVIDIAと緊密に協力し、フルレンジのRTX AI PCを展開してAI PC市場における指導的立場を強化するとしている。すべてのGIGABYTE AIノートPCにはACE NIM、レイトレーシング、 深層学習スーパーサンプリング(DLSS - Deep Learning Super Sampling)、強力なTensorコアなどの 高度な機能をサポートする NVIDIA GeForce RTX 40シリーズLaptop GPUが搭載されており、これらのテクノロジーはジェンセン・ファンCEOが述べたモデルベースのアプローチに沿って現実的なビジョンとすぐれたAI学習機能を提供する。
GIGABYTEのAIイノベーションの詳細については同社のCOMPUTEX TAIPEI 2024特設ページで紹介されている。