進化の本命! 液晶タッチリモコン付きが「当たり前」になる?
ボリュームのアップダウンや曲送りもさることながら、アクティブ・ノイズキャンセリングと外音取り込み(再生音量はそのまま)、トークスルー(再生音量を下げて外音を取り込む)のモード切替えが画面を見ながら一発でできる使い勝手は画期的です。イヤホンに内蔵するタッチセンサーリモコンも併用できます。
フラットを含む7種類のサウンドイコライザーは、JBLのモバイルアプリを見ながらでないと選べない機能でした。JBL Live Beam 3は充電ケースの画面を見ながら好きなイコライザーも選べます。
液晶画面にはプリセットの壁紙以外にも、ユーザーがスマホで撮った写真など任意の画像が設定できます。液晶をフルパワーで白色点灯させて「フラッシュライト」になる機能も思いのほか便利です。
イヤホンと充電ケースとの間は低消費電力のBluetooth Low Energyで接続されるので、リモコンを多用するとバッテリーの減りが早くなるということもありません。
液晶付きタッチリモコンを搭載するJBLのワイヤレスイヤホンは、今後国内ではハーマンインターナショナルのオンライン直販限定で発売される「Live Buds 3」や、次期フラグシップの「Tour Pro 3」にも広がります。今後は他社からも液晶付きタッチリモコンのワイヤレスイヤホンが登場します。これからのワイヤレスイヤホンの新製品は「液晶リモコン付き充電ケースが当たり前」になる日は、案外間近に迫っているのかもしれません。
主なスペック | |
---|---|
製品ジャンル | ワイヤレスイヤホン |
ブランド | JBL |
製品名 | JBL Live Beam 3 |
価格 | 2万8050円 |
形式 | 密閉 |
ドライバー | 10mmダイナミックドライバー |
Bluetooth | AAC/SBC |
連続再生時間 | 最大12時間(ANC オフ)、最大48時間(ケース使用時) |
筆者紹介――山本 敦
オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。
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