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富士24時間レース開幕目前! レースもいいけどBBQやDJも楽しめる24時間の過ごし方

2024年05月18日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

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富士24時間

24時間レースのスタート前、グリッドに立つ唯さん

 「富士SUPER TEC24時間レース」が5月25~26日の2日間、富士スピードウェイで開催されます。24時間と聞いて「そんなに長い時間サーキットにいて何をするの?」という疑問もあるでしょう。そこでレースクイーンでありタレントでもある新 唯(あらた・ゆい)さんが、24時間レースの過ごし方として「BBQをしながら、のんびりレース観戦」を提案。実際に試してみました(※取材は2023年大会時のもの)。

レースを見るだけじゃない! 海外みたいにBBQをしながら観戦

 2018年から開催されている「富士SUPER TEC24時間レース」は、スーパー耐久シリーズの1戦にして、日本で唯一の24時間レース。開催日は年によって異なりますが、例年5月下旬から6月上旬に行なわれます。富士山の麓ということで、夜は肌寒さを覚えるものの、レース観戦するにはとても良い時季です。

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13コーナーアウト側からGR Supraコーナーのイン側にかけて並ぶテント群

 このレースの決勝日は場内宿泊が可能なだけでなく、一部エリアでの火気使用が認められています。よって観戦エリアの中には、テントを建ててバーベキューを楽しまれる観客の姿を目にします。アウトドア感もたっぷりで、実に楽しそうです。

 そんなキャンプ可能エリアの中で、最も人気が高いのが、ダンロップコーナーのアウト側にある「ダンロップコーナー指定駐車エリア券(2万8000円)」。テントが建てられる観戦エリアと駐車場が同じ場所なので、駐車場から観戦エリアまでキャンプ道具を持ち運ばなくて済みますし、帰りもラクラクです。また、就寝する際も車内になるというのも女性にはうれしいかも。

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「ダンロップコーナー指定駐車エリア券」の場所

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駐車スペースの幅は約4.5mで、ミニバンを2台並べて停車できる

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横にギリギリ停めれば、サイドタープを出すこともできそう

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駐車スペースの長さは約10m。ミニバンを2台縦列駐車できる

 駐車区画サイズは10m×4.5mもありますので、クルマからタープを垂らすもよし、テントを建てるのもアリです。今回は快適な車中泊ができるHondaのSTEPWGNをお借りしました。

 駐車場のすぐ近くには仮設お手洗いがあります。イベント時のお手洗いって結構混みますし、近くにあった方が便利ですからうれしいですね。ちなみに給排水設備は、第13コーナー外側およびP16トイレ横にあります。

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炭を処分する場所も用意されています

 便利なことに、BBQの炭を処分する場所も用意されています。炭の処分って、結構大変で持ち帰るのも難儀しますから、こういう場所があるのはうれしいですね。

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炭おこしをする唯さん

 ということで、BBQをやってみましょう。バーベキューセットを組み立てるのですが、芝生を傷めないよう、必ず防火シートを敷きましょう。続いて着火剤を使って木炭に火をつけるのですが、不慣れなスタッフは大苦戦。火起こしに1時間以上かかりました……。着火剤は多めに持っていかれるか、カセットボンベ式のガスバーナーを用意されることをオススメします。

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食材を並べたら

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バーベキュー完成!

 点火したら、あとは焼くだけ! バーベキューを開始です。「美味しい!」と唯さんもニッコリです。

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レースを観戦しながらBBQに舌鼓

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ダンロップコーナーへの侵入を撮るカメラマンたち

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ダンロップコーナーのアウト側からの眺め

 気づけばレースはスタートしていて、のんびり観戦。食べながら観戦。エンジン音は聴こえますが、耳をつんざくほどではありませんので、普通に会話ができます。

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STEPWGNのシートを倒したところ

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エアーマットレスを敷き、純正オプションのカーテンを取り付ければ就寝スペースが完成

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車内からレースを観戦

 お腹がいっぱいになったら眠くなるもの。STEPWGNのシートを倒し、エアーマットを敷いてゴロ寝スペースを作ってみました。テントを建てるより簡単です。うつ伏せになってレースを観戦する唯さん。「これ最高ですね!」と大満足です。

キャンプスペース以外にも楽しめるエリアがたくさん!

 せっかくなので、キャンプスペース以外も少しご紹介しましょう。

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メインスタンド裏には自動車メーカーをはじめとして、自動車関連企業が数多く出展

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応援グッズも販売されています

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レース車両なども展示されていました

 メインスタンド裏は、自動車メーカーとチューニングパーツなどの自動車関連企業が数多く出展。自動車そのものを展示しているほか、チーム応援ウェアの販売も行なわれています。ステージイベントではドライバーのトークショーなども開催されていました。

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パドックを歩く唯さん

 パドックパス(前売り1万8800円)があると、ピットの裏側であるパドックに入出できるほか、土曜日のピットウォークに参加できます。ということで、のんびり歩いていたらシビック TYPE Rの開発責任者で、Honda R&D Challengeからレース参戦する柿沼さんを発見。

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シビック TYPE R開発責任者である柿沼秀樹さん

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シビック TYPE R発表会で撮影した唯さん

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柿沼さんと記念撮影

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シビック TYPE Rを運転する唯さん

 唯さんと柿沼さんは、シビック TYPE Rの発表会でお会いしたことのある間柄。「あの時、いらっしゃいましたよね」と、柿沼さんは覚えていらっしゃったようで記念撮影。唯さんは以前、シビック TYPE Rを運転したこともあり「すごく楽しいクルマでした」と感想を伝えると、柿沼さんは一層笑顔に。

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Team R&D Challengeの代表を務める、本田技研工業・広報部の木立さん。今年も参戦しています

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伊沢拓也選手と唯さん

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24時間レース専用の装備をチェック

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Honda R&D Challenge

 グリッドウォークのチケットがあれば、決勝前にメインストレートに並ぶマシンたちやドライバーの姿を見ることができます。ということで、グリッドを歩いていると、本田技研工業広報部の木立さんからお声がけが。記念撮影をしていたら、「唯さん?」と声が。振り返ると2022年に唯さんがSUPER GTのレースクイーンを務められた時のドライバーである伊沢拓也選手ではありませんか。「またレースクイーンしてくれないの?」とお誘いを受けたようです。

夜はレースがわかりにくいので、文明の利器を使う

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Honda R&D Challenge

 話をキャンプエリアに戻して……。次第に夜の時間に。そして、レースが進むと順位がわからなくなってきました。レース車両のフロントウィンドウには順位が表示されるのですが、遠くだと見えません。

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車両とPCをHDMIで接続

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リアモニター画面にLive Timingを映し出す

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「これはイイですね」と唯さん

 そこでASCII.jpらしさを発揮! 純正カーナビのHDMI端子とノートPCを接続。PCのLive Timing画面をSTEPWGNの純正アクセサリーであるリアモニターに映し出してみました。「コレは実にイイですね!」と唯さん。これまた大満足の笑顔です。

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そして夜に……

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夜もBBQ復活!

 そしてあたりは真っ暗に。炭もついていたので、夕飯もBBQです。あたりは暗いので、明かりを点けるわけですが、コースに向かって照らすのはやめましょう。ということで、電気ランタンでBBQを楽しむ唯さん。

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夜8時頃になると花火が上がる

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花火を観る唯さん

 夜8時になると花火が打ちあがります。レーシングカーの光と花火の競演は実に綺麗で、思わず箸が止まります。お腹いっぱいになったので、あとは寝るだけ。「サーキットはお仕事で行くことは何度もありましたが、観戦するのは初めてで。今日は今までのサーキット経験の中で、一番楽しかったです」と満面の笑み。ということで、彼女にクルマの鍵を預けてお休みします。

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夜も休みなくレースは続きます

 筆者は夜も取材活動。そしてプレスルームで一夜を明かしました。朝を明けると、筆者の机にクルマの鍵が。

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一夜明けたクルマ

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クルマを開けると、中に唯さんの姿はなく……

 それでは、唯さんが寝ているクルマのところへ。「おはようございます」とドアを開けると、彼女の姿はそこになく。そしてシートに1枚の紙が。

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唯さんがクルマに残した手紙

 そこには、彼女の直筆で「さよなら」の文字が! そうです、彼女は知り合いのクルマで先に帰ったのでした……。

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撤収……

 アウトドアを楽しみながら、レース観戦が楽しめる富士24時間レース。BBQセットを持って、家族と共に富士スピードウェイに足を運ばれてはいかがでしょう。今年は有名DJが出演する音楽フェスや、テレビ番組「オールナイトフジコ」とのコラボイベントなど、見どころがたくさんあるようです。

 レースに興味がない人でも絶対に楽しめて、思い出に残る週末になること間違いありません!

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