シャープは8日、Androidスマートフォンの新製品「AQUOS R9」「AQUOS wish4」を発表。メディア向け説明会の質疑応答で「AQUOS R8 pro」の流れを継ぐ、フラグシップモデルが含まれていないことについて問われ、「(Proモデルは)止めていない」が「今回の発表にはないだけ」と回答した。
スナドラ8シリーズに1型センサーの最上位機は今年は無い!?
やはり価格面が課題か でも止めたわけではない
今回リリースされたAQUOS R9は、同社では「効率型ハイエンド」という位置づけをしており、SoCにはSnapdragon 7+ Gen 3、カメラはライカレンズを搭載しつつも1/1.55型センサーを採用するなど、前年モデルの「AQUOS R8」の流れをくむ製品となっている。そして、Snapdragon 8 Gen 2&1型センサーを搭載していた「AQUOS R8 pro」と比較すると、ワンランク落ちる性能であるのもまた事実だ。
性能にとことんこだわるユーザーにとっては、AQUOS R8 proの後継になる「AQUOS R9 pro」の登場を期待する声もあったわけだが、シャープ側の説明では、経済状況や為替の問題などもあり、広いユーザーには届きにくい価格になるといった理由で、今回の発表には含まれていない形になったとする。なお、同社 通信事業本部 本部長の小林 繁氏は「『Proはないのか』と言っていただけたら」と復活の可能性があることも示唆された。