年寄りに小さなミラーは酷
公道を走る自転車は他の車両から追い抜かれる存在であり、ゆえに後方確認が常に必要な乗り物です。そのため私は四半世紀もの永きに渡ってバックミラーを使ってきました。ロードバイクであればバーエンドに取り付ける小さなものが一般的ですが、あれはお世辞にも見やすいとは言えません。
目線の移動量は大きく、鏡面は小さいのに広い画角が必要ですから像は小さくローガンズには厳しい。そうでなくとも荒れた路面では微振動でブレて見えないし、ハンドルを動かすたびにフレームアウトする。「車が近づけば音がするから分かる」という音響派の方々もいらっしゃいますが、走行風圧で耳が吹かれてS/Nが悪化すると私は分かりません。
そこでレーダー。ガーミンの「Varia R**」シリーズは、後ろから接近する車両を検知して、対応するサイコンに「ピロン」というアラート音と共に画面表示で知らせるというものです。
後続車が近づくとサイコン画面がオレンジのグラデーションで染まり、画面右のレーン上(画面左に設定も可)にオレンジの丸ぽちで自車、白い丸ぽちで接近中の車両を表示します。
ガーミンのこのシリーズには、他にリアビューカメラ付きのドライブレコーダー「RCT715」と、テールライトなしでレーダー単体の「RVR315」があります。安全面で完璧なのはカメラ付きRCT715ですが、ライト点灯カメラ録画オンで4時間しかバッテリーが持たない。レーダー単体のRVR315はコンパクトでバッテリー持続時間7時間とまずますで、価格も2万円台前半とお手頃ですが、私は手元でライトを操作したかった。
ライト付きのRTL515はフル点灯でバッテリー動作時間は6時間ですが、間欠点灯のデイフラッシュモードなら16時間。日中なら2日は余裕で持ちそう。ということで私はRTL515を選ぶことにしました。
ちなみに充電端子はヘッドライトのVARIA UT800も含めてmicroUSBです。USB-Cではありませんので念の為。
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