玩具大手タカラトミーは4月23日、大人向けミニカーブランド「トミカプレミアム」から、JAXAの月面探査機をモチーフにした「SORA-Q&SLIM」を発売すると発表した。
事前申込による受注生産で、価格は1セット2750円。4月23日から5月31日まで、トミカ専門店「トミカショップ」および、同社公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」で予約を受け付ける。
発売はSORA-QとSLIMの月面着陸1周年となる2025年1月20日の予定だ。
SORA-Qは同社とJAXA、ソニーグループ、同志社大学が共同開発した月面探査用小型ロボット。タカラトミーが玩具製造で培った技術を活かし、機体の小型、軽量化だけでなく、着陸後の変形機能を搭載している点が特徴だ。
同ロボットは2023年9月、JAXAの小型月着陸実証機SLIMととも月へ出発し、2024年1月に日本初となる月面着陸と月面の撮影に成功。世界最小・最軽量の月面探査ロボットとなった。
今回発表されたトミカプレミアムの「SORA-Q&SLIM」は、両機をそれぞれ1/2.5スケールと1/40スケールで忠実に再現。SORA-Qの変形機構は非搭載(変形済み状態で固定)だが、両輪、カメラ、尻尾型スタビライザーの3ヵ所が可動し、手で押して特徴的な「バタフライ走行」を楽しめる。
月面を模した台座も付属しており、手軽に月面着陸の雰囲気を再現可能だ。
