グーグルは4月17日、GoogleマップとGoogle検索に、EV(電気自動車)の充電スポットを探すための機能を複数追加すると発表した。いずれも、今後数ヵ月以内に提供を始める予定だ。
AIと口コミ情報の活用で屋内充電スポットへの誘導を実現
新しい充電スポット検索機能では、案内機能を強化。Googleマップに投稿されたユーザーの口コミを基に、AIが充電スポットの位置に関する詳しい情報を表示できるようになる。立体駐車場内に設置された充電スポットなど、これまで案内が難しかったケースでも、「入口から標識に沿って進み、出口の手前で右折する」といったように、より細かい説明が可能だ。
なお、本機能をさらに便利にするため、充電スポットに関する口コミ投稿機能も、使用したプラグの種類や待ち時間など、使用体験に関する追加情報が求められる形に変更されている。
案内機能、口コミ投稿のどちらも、展開エリアについては発表されていない。
充電スポットの空き状況表示や最適な充電場所の提案も可能に
走行中に充電残量が低下したり、用事を済ませている間に充電したいといったケースに対応するため、Googleマップ上に付近の充電スポットの空き状況や充電速度をリアルタイムで表示する機能も実装する。
本機能は同社の車載サービス「Googleビルトイン」対応車種を皮切りに、世界中へ展開される予定だ。
また、車両にあわせて最適な充電スポットを提案してくれる機能(2023年発表)については、複数地点を経由したルートにも対応を拡大。車であちこちを巡るような旅でも、バッテリー残量に応じて、Googleマップが充電スポットへの寄り道を提案してくれるという。
こちらも世界中で展開されるが、対象はGoogleビルトイン対応車種に限られる。