バッテリー容量が増えて2時間超えの撮影が可能に!
8Kの360度ムービーが撮れる最強アクションカメラ「Insta360 X4」発表 = 前モデルと比べてみた!
2024年04月17日 00時00分更新
Insta360は4月16日に、全天周カメラのフラッグシップ「Insta360 X」シリーズの新モデル「Insta360 X4」を発表した。
最大の特徴は8K30Pの360度ムービーを撮影できるようになったこと。価格は7万9800円だ。
8K30P全天周の威力
4K100Pのスローモーションも可能に
2022年に発売となったX3では、最高で5.7K30Pだった全天周動画が、今回のX4では8K30Pでの撮影が可能となった。360度動画は、
8Kで30/25/24fps、
5.7Kで60/50/30/25/24fps、
4Kで100/60/50/30/25/24fps
での記録が可能。
シングルレンズモードでは、4K、2.7K、1080Pで60/50/30/25/24fpsでの記録が、バレットタイムでは5.7K120fps、3K240fpsでの記録ができる。
また、従来は360度動画ファイルが2つに分かれていたが、X4では「.insv」ファイル1つになり、ファイル管理が楽になった。
X4のセンサーサイズは1/2型で、レンズは換算6.7mmのF1.9,写真解像度は72MPまたは18MPなので、センサーとレンズはX3から変わっていない。
また、5.7Kでは60P、4Kでは100Pでのスローモーション撮影が可能となった(X3では3K100Pまで)。ミーモードでは4K120Pでの撮影も可能だ。静止画については、X3と同様に7200万画素の全天周写真が撮影できる。
カメラ本体のサイズは、123.6×46×26.3mmで、X3は114×46×33.1mmだったので、長辺が9.6mm伸びて、厚みが6.8mm薄くなったことになる。重量はX3の180gから203gに23g重くなっている。
また、5.7Kでは60P、4Kでは100Pでのスローモーション撮影が可能となった(X3では3K100Pまで)。ミーモードでは4K120Pでの撮影も可能だ。静止画については、X3と同様に7200万画素の全天周写真が撮影できる。
360度ではない広角コンテンツについても、エッジの歪みが低減され、全体画質も向上している。片側のレンズのみで撮影するシングルレンズモードの画質も従来の最高4K30Pから向上し、4K60Pの広角アクションカメラとして利用できる。
ミーモードによる自撮りでは4K30Pまたは2.7K120Pで撮影可能で、自撮り棒が消え、リフレームが不要となった。2.7K30Pではカメラ内で画像処理が行え、MP4ですぐに画像UPができる。
また、AIを活用し、手のジェスチャーを使用して録画を開始/停止したり、写真を撮ることができるようになった。グループの自撮り撮影、騒がしい環境、または音声コントロールを使用して注目を集めたくない場合で有効となる。ちなみに音声制御では日本語が使えるようになった。
撮影者の周りでカメラを回転させて撮影するバレットタイムでは5.7K120Pでの撮影が可能となり、より鮮明で、スローモーション効果の効いた映像を撮影することができる。タイムラプスは360度で11Kの解像度が可能となり、タイムシフトは8K撮影ができる。
タッチスクリーンはX3の2.29インチから、2.5インチに大型化し、より操作しやすくなっている。
新しい付属品として、回転着脱式のレンズガードが付属。さらに、強化ガラスを使ったプレミアムレンズガードも別売りで用意される。
バッテリーはX3の1800mAhから2290mAhに増え、X3よりも67%長い135分の撮影が可能となった。
インターフェースのType-C端子は2.0から3.0に向上し、転送速度は秒19MBから30MBに高速化し、Wi-Fiでの転送速度もX3比で58%向上している。
Insta360アプリでは、スマホでクイック編集が可能で、AIによる自動編集ができる。プロモードではモーションND効果も可能で、バックグラウンドでのカメラからの画像ダウンロードも可能となっている。
PC用の編集ソフト「Insta360 Studio」もアップグレードし、YouTube用に100bps、4K、H.265での書き出しが可能。またAdobe Premiereのプラグインでは「.insv」を直接読み込みが可能となり、画質の低下なく編集することができる。
アクセサリーとしては、「Insta360 X4クイックリーダー」が登場。マイクロSDカードを挿して、Typpe-C端子でX4のデータを吸い取り、Lightning端子とType-C端子でスマホと直結してデータを吸い上げることができる。
「バレットタイムアクセサリーセット」はグリップ部と、回転するロッドのセットで、より正確な回転動作ができる。グリップ部は簡易三脚としても利用できる。
「Extended Edition Selfie Stick」は最高で3メートルまで伸ばせる自撮り棒で、撮影者からより離れた位置で、ドローンからのような撮影が可能となる。