休んでチャージするとスタミナは復活する
そして計算を終えたサイコンが示した推定距離は46km。確かにガス欠にならず楽して走れる距離はこれくらい。いかにも私のトレーニング不足を物語っているわけですが仕方ありません。大人しく有酸素域の楽なペースで走っていれば「スタミナ」と「潜在的スタミナ」は同じペースで減っていきます。
ところが急加速したり、無理して高い速度で走り続けると「スタミナ」はみるみる落ちてゆき、高速道路を飛ばすEVもかくやという勢いで「推定距離」も減っていきます。そして「潜在的なスタミナ」もそれまでより早いペースで減っている。
先ほどのハイブリッドカーに例えるなら、バッテリー消費が早く充電が追いつかないため、エンジンをブン回して燃費が悪化している状態です。このペースで走り続けると、やがてスタミナは0%、推定距離も0kmを割り込んでしまいます。クルマであればスローダウン。人の場合は「もーやだ疲れた死ぬ」と息を切らしてぼやき倒すしかない状態です。
そこでしばらく足を休めるか、軽く流していると「スタミナ」が徐々にチャージされ、「潜在的なスタミナ」に近い値まで復活していきます。これを繰り返しているうちに、楽して走れるペースと距離が掴めるというわけです。
と同時に、なんとかして航続距離を伸ばしたい欲も出てくる。あと10km余計に走れたらあそこの寿司食って帰れるぞとかなんとか、具体的な的地を設定できてしまうから。おかげで金輪際やらんと誓ったトレーニングのメニューをガーミン様にお願いして立ててもらったりなんかして、まあ何というか元の木阿弥。まったく懲りない野郎でございます。
それではまた。
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