本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「【Microsoft AI Tour】Github Copilot Chatをさらに便利にする3つの機能」を再編集したものです。
2024年2月20日に東京ビッグサイトで開催されたMicrosoft AI Tourへ参加して来ました!
今回は、このイベントで学んだGithub Copilot Chatをさらに便利にする機能を紹介したいと思います。
Github Copilot Chatを便利にする3つの機能
以下の3つの機能は組み合わせて使用することが出来ます。
1. エージェント
エージェントとは、特定のタスクに特化してサポートする機能です。
@workspace
・ワークスペース内のコードに関するコンテキストを持ち、コードをナビゲートして関連するファイルやクラスを見つけるエージェント
@vscode
・エディタ自体のコマンドと機能について回答するエージェント
@terminal
・統合ターミナルに関するコンテキストについて回答するエージェント
2. スラッシュコマンド
スラッシュコマンドとは、特定のタスクを実行するように指示するコマンドです。
これを活用することで、コードの動作を説明を追加する際に毎回「コードの動作を説明してください」などの定型文を入力しなくて良くなります。
/doc
・コードのコメントを追加する
/explain
・コードの動作を説明する
/fix
・コードの問題の修正プログラムを提案する
/generate
・質問に回答するコードを生成する
/help
・Github Copilot Chatのヘルプを表示する
/tests
・コードの単体テストを作成する
/new
・新しいワークスペースのためのコードを生成する
例) @workspace /new create a new asp.net core 6.0 project, with three views Index, Users and products.
3. コンテキスト変数
コンテキスト変数とは、チャットにコンテキストを追加できる変数です。
#selection
・エディタで選択した特定のテキスト
#file:<ファイル名>
・指定したファイル
#editor
・アクティブなエディタの表示コード
#terminalSelection
・ターミナルのセクション
#terminalLastCommand
・ターミナルで直前に実行したコマンド
Github Copilotに関してイベントでは他に、コミットメッセージ生成機能や、プルリクエストの概要生成機能など様々な便利な機能が紹介されていました。 気になった機能があればぜひ使ってみてください!!
市川 望天/FIXER
(いちかわ のあ)
2023年4月に入社しました!!
この連載の記事
-
TECH
Github Copilotで、コミットメッセージもAIに考えてもらう方法 -
TECH
Terraform 1.5から追加されたimportブロックがすごい!! -
TECH
Prometheusで辞書形式のメトリクスを持つExporterを作りたい! -
TECH
GTM経由でカスタムディメンションを取得するTypeScript -
TECH
Grafana Tempo×OpenTelemetryの導入方法 -
TECH
Grafana TempoとLokiの連携で進化するログ解析とトレーシング -
TECH
「Microsoft 365開発者プログラム」のアクティベーション方法 -
TECH
サインインなしでも使える! 開発者向けAI検索エンジン「Phind」をご紹介 -
TECH
え、高級言語しか触ったことないのにCPUを自作するんですか!? -
TECH
Terraformを用いてAKS上にFluxを導入する方法 - この連載の一覧へ