「佐賀市公式スーパーアプリ」は約4万ダウンロード、その知見を全国の自治体へ
自治体サービスをひとつのアプリに、オプティムがスーパーアプリ基盤を提供開始
2024年03月18日 07時00分更新
オプティムは、2024年3月14日、「自治体向けスーパーアプリ・プラットフォーム」を提供開始したことを発表した。
同プラットフォームは、自治体の住民サービスを、ひとつのアプリで住民に展開するためのプラットフォーム。スーパーアプリから、子育てや防災などの各サービスをミニアプリを通じて受けることができ、IDやパスワードも1つに統合されるため、各サービスをシームレスに利用できる。IDには住民の属性情報も登録され、住民に必要な情報だけを配信することも可能だ。
主な機能として、図書館カードや公共施設利用者カードなどをデジタル化する“デジタルカード表示”、地域や災害情報を届ける“お知らせ配信”などを備え、ミニアプリ基盤では住民サービスに応じたアプリを提供できる。自治体オリジナルのミニアプリ、サードパーティ製のミニアプリも実装可能だ。
また、同プラットフォームでは、スーパーアプリを利用するためのID基盤も提供し、マイナンバーカードによる本人確認にも対応する。
同プラットフォームは、2023年6月の提供開始から約3万8000ダウンロードされた「佐賀市公式スーパーアプリ」で活用されており、オプティムは佐賀市とのアプリの共同開発で培ったノウハウを活かして、同プラットフォームを全国の自治体に届けるとしている。