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色々あれど、Nothing Phone肯定派です! FeliCa対応の(2a)にも期待

2024年03月13日 13時00分更新

文● 岡本善隆/ASCII

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■ミドルハイの性能で5万円を切る価格
■さらにはFeliCaも対応なら、コスパが相当に高いのでは!?

 小出しに情報を出したり、MWC開催中のバルセロナでは実機の外観も公表していた「Nothing Phone (2a)」が、3月5日に正式発表されました!

Nothing Phone (2a)

正式に登場したNothing Phone (2a)。カラバリはブラックとホワイト(名称はミルク)の2色。購入するなら、個人的にはより派手なミルクで決まりですね!

 現在は12+256GBモデルが先行予約販売中(3月末から順次発送予定)で5万5800円、現時点では発売時期未定の8+128GBモデルで4万9800円! Antutu 10で70万点台を出すミドルハイ機と考えると、価格は破格と言ってもいいでしょう。

Nothing Phone (2a)の詳しいスペックはこちらに掲載

ディスプレーは120Hz対応の6.7型有機EL、SoCはMediaTekと共同開発のDimensity 7200 Proを搭載する

 一方で、発表時に若干ミソをつけたのがFeliCa対応。当初の公式スペックには記載がなかったので、「(1)(2)に続いて、今回も非搭載か……」と思いきや、同社トップがX(Twitter)上で対応を公言。その後に公式サイト上で「おサイフケータイ対応については調整中になります。詳細については後日発表いたします」との記述が加わりました。おそらくはハードウェア的にはFeliCa対応なのでしょうが、各種テスト・認証はクリアしていない段階なのかもしれません。

Nothing Phone (2a)

トップによるX上のツイートでFeliCa対応が明らかになったのち、上画面のような記述が追加された

 ただ、あくまで現時点では「先行予約販売」なのですし、新興メーカーなのですから、こういうやり方もありなのかなと個人的には感じるのです。もちろん、販売してから「あーあー、モバイルSuicaには対応できませんでした」では困りますが……。

 あらためて製品を見ていくと、独自のGlyph Interfaceは簡略化されつつ搭載。(1)(2)と同じく、背面の透明なガラス素材に、全面のベゼルの幅が上下左右同じなのも◎。UIについても、シンプルさを極めたアイコンやウィジェットが結構好きなんです(ホーム画面に普通のアプリアイコンが増えてくるとカオスになっていきますが)。

Nothing Phone (2a)

ベゼルが均等なのは小さいようで大きい! さらに(1)と比べても細くなっている

Nothing Phone (2a)

どうせ使うなら、「ほかの人と違うのがいい」というタイプなので、Nothing Phoneはその点でも○ですね

 ただ、従来モデルで若干課題を感じたのがネットワークへの最適化。国内MNO4社との協力関係がない弱味なのかもしれません。5Gで各キャリアのネットワーク構成がますます複雑になる中、気になる部分と言えます。

 その意味では、国内MNOからNothing Phone (2a)のリリースはあるのかどうか(ドコモ4.5GHz帯のn79には非対応ですから、ドコモはないでしょう)。Pixel 7aに対抗可能なコスパで、さらに魅力的なデザインを持っているのですから、日本のキャリアも絶対目を付けるべきです! いや実はすでに話は進行しているのかも! ですけど。そんな期待を持ちつつ、自腹でSIMフリー版購入したいと考えています!(でも、お金が無いので8+128GBモデルを予定)

Nothing Phone (2a)

こちら主要な機能一覧。ディスプレー内指紋センサーが少々微妙ですが、顔認証は(1)(2)ではマスク着用時も利用できたので、(2a)でも対応していることが期待できます


筆者紹介──岡本善隆

ドコモ新料金

アスキースマホ総研のリーダーとしても活動。ASCII.jpのスマホ担当として、日々取材や記事執筆を行なっているが、いわゆる「格安SIM」「格安スマホ」の登場以降はMVNOやサブブランド、ミドルクラスのスマートフォンなど、コストパフォーマンスに優れたサービスや製品を特に詳しくウォッチするようになっている。

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