九州ご当地ラーメンの中でも人気急増中、「佐賀ラーメン」の魅力をお伝えする本シリーズ。最終回の第6弾は、醤油、つけ麺、鯛ダシ、味噌と、豚骨ラーメン主流の地でも、しっかりとファンを獲得している名作を4杯紹介。普段、純豚骨派の方にもぜひ食べてほしい。
支那そばや 鳥栖(鳥栖市・元町)
ラーメンの鬼として語り草となっている故・佐野実さんのもとで修業を積んだ店主が21年に開業。豚骨、鶏ガラ、野菜、乾物を一本炊きする芳醇なスープが特徴。チャーシューは黒豚を用い、麺も自家製にこだわっている。食べ進めるごとに深い旨味が押し寄せてくる飴色スープ。2Fにある製麺室で毎日打つ自家製麺を使用。保温性の高い、有田焼の丼に盛られる。
【支那そばや 鳥栖】
住所:佐賀県鳥栖市元町1380-2
電話:0942-50-5739
時間:11:00~14:30(LO)
休み:水曜
席数:16席(カウンター6、テーブル10)
駐車場:7台(無料)
交通アクセス車=長崎自動車道鳥栖ICより約7分
鯛だしらぁめん 酔月(佐賀市・中央本町)
ニューウェーブとしてブレイク中なのが鮮魚系「鯛だしらぁめん」。丁寧に下処理をした鯛のアラのダシに、カツオ、イワシ、サバなど節系、昆布の深みも加えたスープは幾重にも広がる旨味がある。魚介の旨味、佐賀「丸秀醤油」のほのかな甘さが上品に溶け合う。セットで付けられるミニ海鮮丼(+¥400)と共に味わいたい。
【鯛だしらぁめん 酔月】(すいづき)
住所:佐賀市中央本町1-31
電話:0952-29-0770
時間:11:00~14:00※18:00~24:00、 金・土曜18:00~翌2:00※「小料理 さや香」として営業(「鯛だしらぁめん」の販売もあり)
休み:月曜
席数:21席(カウンター6、テーブル10、座敷5)
駐車場:なし
交通アクセス:車=長崎自動車道佐賀大和ICより約20分
元祖佐賀つけ麺 孤虎(西松浦郡・有田町)
佐賀で稀有なつけ麺専門店として22年デビュー。 佐賀県産小麦の自家製麺を昆布水に浸すなど、端正なビジュアルの“佐賀つけ麺”を推す。低温調理の豚肩ロース肉、つけ汁にはスモーキーな香りの「ありたどり」がのる。とろみがある昆布水に浸かった麺をそのまま食べても旨い。熟成麺そのものの旨さを藻塩やワサビをつけて堪能しよう。
【元祖佐賀つけ麺 孤虎】(ことら)
住所:佐賀県西松浦郡有田町立部乙2236-8
電話:なし
時間:11:00~16:00(LO15:45)
休み:月曜・火曜
席数:48席(カウンター6、テーブル14、座敷28)
駐車場:20台(無料)
交通アクセス:車=西九州自動車道佐世保三川内 ICより約10分
東洋軒(佐賀市・水ヶ江)
佐賀ラーメン店のなかでも古株で、1955年に創業。昔ながらの豚骨ラーメンのほか、同スープが基本の味噌ラーメンも名物になっている。麺を北海道から取り寄せ、中華鍋で“あおる”本格派。2代目・牛島キヨ子さんから3代目・知子さんに継承された一杯は、豚骨のコクと味噌のマイルドさがベストマッチ。豚骨、味噌ラーメン共に替え玉OK。
【東洋軒】
住所:佐賀市水ヶ江1-5-7
電話:0952-23-4859
時間:11:30~15:00(LO14:30)、売り切れ次第終了
休み:日曜
席数:15席(カウンター7、テーブル8)
駐車場:3台(無料)
交通アクセス:車=長崎自動車道佐賀大和ICより約20分