HIFIMAN、CHORD、Nimbus、Violecric、FOCALなど
HIFIMANブースでは日本未発売のDAC内蔵ヘッドホンアンプ「EF1000」を平面磁界型ヘッドホン「Aya Organic」で聞くことができた。EF1000は未発売だが為替レートで計算すると約200万円程度の価格となるとのこと。音は大型のヘッドホンアンプらしい広大で立体的な深みのあるサウンドだ。かなり出力が高いことが感じられる。
また、先日発売されたGolden Wave「PRELUDE」も展示されていた。同じヘッドホンで比較してみるとPRELUDEは音の広がりが豊かなEF1000と比べると音場感はコンパクトだが、音の厚みがあって滑らかなサウンドは純A級増幅のアンプらしいと言える。
タイムロードブースではおなじみCHORDの「DAVE」に「M Scaler」を組み合わせてソース機器として、プロ用機器メーカーのコンシューマーブランド製品であるNimbus「US 5 Pro」とViolecric「DHA V590 Pro」を展示していた。Nimbusの方がより高級なラインナップで、Violecricの方はDAC内蔵でより手軽という切り分けのようだ。
両方の機器とも背面パネルにはプロ機器の応用らしく多様な入力に対応するためのゲインのディップスイッチが多数搭載されている。
音は両方とも正確で誇張の少ないプロ機のサウンドをベースにしているが、温かみがあって低音が強めのリスニングも意識した音だと感じた。
FocalとLUXMANブースでは昨年発売のフォーカル「Utopia SG」をヘッドホンアンプのLUXMAN「P-750u mark II」で試聴できた。
音はLUXMANらしい端正な音で、Utopia SGも誇張感が少なくその良さを引き出して相性は良いと思う。気持ちよく良音源を楽しめるサウンドだと思う。
P-750u mark IIは最終系のODNF回路を搭載している。従来のLUXMANのヘッドホンアンプはフィードバックを改良して純度の高い音にするODNF回路を中心に発展してきたが、次世代のヘッドホンアンプも開発中で今度は全く新規の設計になるという。価格も70万程度となり、まさにハイエンドのヘッドホンアンプとなるだろう。

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