UPDATE EARTH 2024 ミライMATSURI@前橋レポート 第6回
スーツケース大のサイズ感、ポータブル電源として使える給電機能も搭載
これは欲しい! トランスフォームで電動バイクになる「タタメルバイク」の実物を見てきた
2024年03月02日 12時30分更新
3月2日に、日本トーターグリーンドーム前橋にて、日本最大級のイノベーションプロジェクト「UPDATE EARTH」のイベントが開催されました。
スタートアップを中心としたブースではさまざまな企業や起業家が出店していて、面白そうなものも多数ありました。中でも気になったのが、ICOMAの折り畳み式電動バイク「TATAMEL BIKE(タタメルバイク)」です。
製品名どおりに折り畳んでコンパクトにできる電動バイク
タタメルバイクは、読んで字のごとく折り畳んでコンパクトに収納できる電動バイクです。サイズはおよそ幅260×奥行690×高さ690mm。ブースで初めて実物を見て思ったのは、大きめのフルタワーPCケースより小さい!でした。一般的な感覚でいうと、大きいスーツケースくらいのサイズ感です。
電動バイクでガソリンを使わないため、屋内への持ち込みも可能となっており、机の下にも収納できるようです(机のサイズにもよりますが)。折り畳んだ状態でもタイヤが使えるので移動も楽そうでした。また、コンセントから充電が可能で、約3時間充電すれば約30km走行できるとのことです。最高速度は45km/hとなっています。
USBでの給電機能もあるので緊急時のポータブル電源にも
遠出はできないですが、ちょっとしたお出かけには十分使えるスペックだと感じます。加えて、USBによる給電機能も搭載しているので、出先や災害時にポータブル電源としても利用できるというのも魅力的です。
折り畳んだ状態からは、数回の工程で電動バイクにトランスフォーム。重さは約63kgで重く感じるかもしれませんが、通常の原付バイクよりは軽い印象で、ささっと変形させることができます。タイヤが付いた箱が電動バイクに変形するというのは、めちゃくちゃ男心をくすぐられます。
タタメルバイクを開発した生駒 崇光さんに直接ブースで話を伺ったところ、生駒さんはタカラトミーで働いていた際に、トランスフォーム製品を担当していて、そこから実物も作っちゃえということで、タタメルバイクの製品開発がスタートしたそうです。
トランスフォームや電動をきっかけに
若い人にもっとバイクに興味を持ってほしい!
また、若い人たちにトランスフォームや電動というところからバイクにもっと興味を持ってほしいとのこと。私も最近中型二輪免許を取得して原付バイクにも乗れるようになったので、タタメルバイクにもかなり興味を惹かれました。
公式サイトでは、実際に公道を走行している動画も閲覧できますが、普通に坂道もすいすいと登っており、原付バイクと比べても遜色ない印象でした。
フロントには10インチのホイールとサスペンションを採用するほか、リア部分には大径のモノサスペンションを搭載しています。車体は国産の板金加工で製造しており、安心した走りを実現しているとのこと。
そのほか、サイドパネルは取り外しが可能で、自分の好きなデザインにカスタムできるとのこと。バイクはパーツなどを好感して自分色にカスタマイズを楽しめるのも魅力の1つ。そういった遊び心をしっかりと踏襲しているのも、好印象でした。
実物を見て、うーんこれはかなりほしい! と感じたタタメルバイク。気になる方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
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