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USB Type-C搭載ディスプレー「TD1655」と「VA2409-MHU-7」でモバイルデバイスをさまざまに活用してみよう!

文●岩渕茂 編集●ASCII

提供: ビューソニックジャパン

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 今、ディスプレー市場で大きな注目を集めているのが、USB Type-C端子の搭載だ。ディスプレーとPCの接続といえば、HDMIやDisplayPortが主流だが、最近はノートPCや携帯端末との連携が可能なUSB Type-Cが脚光を浴びている。

 USB Type-C端子は、高速なデータ転送や映像出力、給電など多彩な機能を持っていて、PCやスマホ、タブレットなどの活用の幅を大きく広げることが可能だ。ViewSonicでも、USB Type-C端子を搭載するディスプレーが増えており、しかも、エントリークラスのモデルにも採用されているため、気軽に手を出しやすい。

 今回は、ViewSonicのUSB Type-C搭載ディスプレー2モデル、15.6型の「TD1655」と23.6型の「VA2409-MHU-7」を使って、充電しながらスマホの画面を大画面に映すなど、USB Type-C端子の活用シーンを紹介していこう。いずれも、フルHDパネル採用の手頃な価格帯のモデルだ。

USB Type-Cの特徴とメリットをおさらい

 活用方法を紹介する前に、USB Type-C端子の基本をおさらいしておこう。

 「USB」は、PCやスマホ、タブレット、カメラなどさまざまな機器の接続に使用されている標準規格だ。いくつかの規格があるが、USB Type-CはUSB 3.1規格に準拠した最も新しいコネクター。平たい楕円形をしていて上下の区別がないため、向きを気にせずにケーブルが差し込めるようになっている。また、最大10Gbpsの高速なデータ転送が可能なのも特徴のひとつだ。

USB Type-Cはコネクター部分に上下の区別がないため、どちら向きでも差し込める

 USB Type-C端子を搭載したディスプレーの多くは、「DisplayPort Alternate Mode」という規格に対応している。これによって、USBケーブルだけで映像出力できるようになり、最大4K画像まで対応が可能だ。

 また、同様に多くの製品がUSB Power Delivery(PD)にも対応しており、最大100Wの給電ができる。ただし、供給できる最大出力はその製品によって異なる点には注意したい。

 このように、USB Type-C対応ディスプレーは、PCやスマホ、タブレットなどの機器をUSB Type-Cケーブル1本で接続するだけで、電源供給と映像出力が可能なのだ。

デバイスへの給電は、TD1655が最大60W、VA2409-MHU-7が最大65Wに対応

接続するデバイス側の仕様も要チェック

 USB Type-C対応ディスプレーを使う場合、必ず確認しておきたいのが接続するデバイス側の仕様だ。というのも、USB Type-C端子を搭載していても、前述したような機能に対応していないことがあるからだ。

 まず、デバイス側のUSB Type-C端子が「DisplayPort Alternate Mode」に対応していることが必須だ。このモードに対応していないと映像は出力できない。特に、USB Type-C搭載のAndroidスマホの中には非対応のモデルも多いので、事前に確認しておこう。

 なお、ディスプレーとデバイスをつなぐケーブルは、ディスプレーに付属するものを使うと最も問題が起こりにくい。付属ケーブル以外のものを使う場合、映像出力や給電ができないものがあるので選択に注意しよう。

コスパが高くて手頃な「TD1655」と「VA2409-MHU-7」

 では、今回取り上げるViewSonicのTD1655とVA2409-MHU-7について、特徴を紹介しよう。

 TD1655は、15.6型のフルHD液晶を搭載したモバイルディスプレー。約940gと軽量&スリムなデザインで、持ち運びに便利な一台だ。IPSパネルを採用しているので視野角も広く、10点マルチタッチに対応し、直感的な操作ができるのもメリットだ。ただし、マルチタッチはAndroidには対応するが、iOSおよびiPadOSには非対応。Macについては、インテルCPU搭載モデルのみ1点タッチに対応する。

 USB Type-C端子は2基を搭載しており、外部電源につなぎつつ、モバイルデバイスを充電(最大60W)することが可能。また、長時間の使用は難しいが、ノートPCから電源の供給を受けつつサブディスプレーとして使い、同時にスマホに給電するといった使い方もできる。価格は3万5000円前後と、コスパも高いと言えるだろう。

TD1655は、約940gのスタイリッシュなデザイン。USB Type-C端子を2つ搭載しており、柔軟な使い方ができる

 一方、VA2409-MHU-7は、エントリークラスの23.6型フルHDディスプレー。「SuperClear IPS」の採用により、水平・垂直178度と視野角が広く、鮮明な映像表現を実現している。また、リフレッシュレートは75Hzに対応する。

 USB Type-C以外にもHDMIとVGAの入力端子を用意し、最新デバイスからややレトロなデバイスにまで対応。価格も2万円前後と非常にリーズナブルなモデルだ。

VA2409-MHU-7は、IPSパネル搭載で垂直・水平178度の広い視野角を確保。上辺と左右辺は極細ベゼルでスマートなデザインだ

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